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ついに悲願の優勝。川崎F・中村憲剛の“想像力”はどう養われたのか

中村憲剛選手12月毎日更新 Q1 試合中のプレーに見られる“発想力”や“想像力”はどうやって培ったのですか?

うまくなる方法が分からなかったから、考えた

 そもそも、人間って満ち足りていると動かないじゃないですか。一方で何かに飢えていたり、何かが足りないと、人は動こうとする。それと一緒で、僕が子どもだった当時は、もっとサッカーがうまくなりたいけれど、どうすればいいか方法が分からない時代だったので、自分で考えなければならなかったし、自分で考える上でのアイデアを、プレー映像などのビデオで補っていたところがありました。

 幼少期はそのプレーを真似することもあれば、頭の引き出しに記憶されていて、身体が勝手に場面、場面で導き出してくれたところがあったかもしれません。ただひとつ、これだけは言い切れるのは、自分にとっては見ないよりも見た方が絶対に良かったということ。見なければ発想の元となるものがなかった。そこはきっと、今に活きていると思っています。

明日の質問は…〈Q2 うまくなるために、向上するために取り組んできたことは?(前編)〉です。

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中村 憲剛

なかむら けんご

プロサッカー選手。川崎フロンターレ所属(背番号14)。

1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。6歳のときに府ロクサッカークラブでサッカーを始め、小金井第二中学校、都立久留米高校、中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに加入。2016年、歴代最年長の36歳でJリーグアウォーズ最優秀選手賞を獲得。プロ15年目を迎えた2017年現在も、チームの中心選手として活躍中。


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