【一代で大企業となった「ジャパネットたかた」の髙田明元社長が、“目標を持たない”理由】 | BEST T!MESコラム

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

一代で大企業となった「ジャパネットたかた」の髙田明元社長が、“目標を持たない”理由

髙田明さん7月毎日更新 Q6. ネガティブなことを考えてしまったときは、どう対応していますか?

ジャパネットたかたのテレビショッピングに出演されていた頃の、明るく元気なイメージの強い髙田明さん。ネガティブ思考になることはあるのでしょうか?

――仕事でもプライベートでも、ネガティブなことを考えてしまったときどう対応していますか?

 わたしは考え方がシンプルなんですよ。だから、ネガティブなことを考えたりマイナス思考になったりしたことがないんです。0%です。

 これを言うとよく驚かれるんですけど(笑)、別にすごいことでもなんでもないんです。やり出したらなんでも楽しいわけですよ。お酒を飲み始めれば、お酒がおいしいし、とことん飲んできた。仕事をしだしたらとことんするし、遊ぶことだってとことんやります。自分の行動パターンがそういうふうになっていれば、あまり苦労を感じることはないんです。

 ちょっと横着な言い方になってしまうんですけど、わたしはよく「失敗がない人生です」と言うんです。失敗も次に生かせば失敗じゃなくなるわけで、頑張っても結果が出なかったことは「試練」という言葉に置き換えます。だから「失敗のない人生」なんですよ。

 ジャパネットたかたも、試行錯誤をしてきましたけれど、今やるべきことに一生懸命取り組んできた結果、気が付いたらいつのまにか今の規模になっていました。何も特別なことはしていない、それがわたしの答えなんです。

 それから実は、わたしは目標というものをほとんど持ったことがないんですね。これも言うと驚かれるんですけど(笑)。同じ話で、そのときそのとき、今やるべきことに一生懸命に取り組んできただけなんです。100%いや200%、300%力を注いできました。あったのはつねに「今」で、未来や過去についてはあまり考えません。過去は参考にするだけ。もし現状に悩んでいる人がいれば、そう伝えます。

 悩みって思考と行動が止まっていることなんです。悩んで思考と行動を止めてしまっているのであれば、今やらなければいけないことをやっていた方が、確実に変わっていく。そう思いませんか?

 わたしは今本当に一番忙しい。V・ファーレン長崎を早く変えていかなければいけませんから。全然休みが取れない状態で、周りの人も心配してくれるんですけど、今の忙しい瞬間を超えたら、また明日が来ると考えるタイプだからマイナス思考になったりはしません。先ほど、失敗のない人生、というふうに言いましたけど、結局、失敗というのは一生懸命やらなかったこと、というのが失敗だと思うんです。わたしは一生懸命やってきたから、失敗がないと思えるのかもしれませんね。

明日の第七回の質問は、「Q7. 今までの人生でつらいと思った瞬間はありましたか?」です。

KEYWORDS:

オススメ記事

髙田 明

たかた あきら

1948年長崎県生まれ。大阪経済大学卒業後、機械製造メーカーへ就職し通訳として海外駐在を経験。

74年に父親が経営するカメラ店へ入社。86年に「㈱たかた」として分離独立。

99年に現社名へ変更。90年にラジオでショッピングを行ったのを機に全国へネットワークを広げ、

その後テレビ 、チラシ・カタログなどの紙媒体、インターネットや携帯サイトなどでの通販事業を展開。

2012年には、新たな拠点として東京にオフィスとテレビスタジオを開設する。

2015年1月に「㈱ジャパネットたかた」の代表を退任し、同時に「㈱ A and Live」を設立。

2017年4月、サッカーJ2クラブチーム「㈱V・ファーレン長崎」の代表取締役社長に就任。

「㈱A and Live」社名の由来:今を生き生きと生きる世の中にしたいという想いから


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

伝えることから始めよう
伝えることから始めよう
  • 明, 高田
  • 2017.01.13