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そばについつい「天ぷら」をチョイスする人は要注意! 太る食べグセ・やせる食べグセ

糖質制限ダイエットを徹底解剖②

夏までにやせる! 噂のダイエットメソッドを徹底検証、今回は「糖質制限」。最近巷では「ダイエットには糖質制限が一番」というのが流行り。でも、そもそも糖質を減らすとなぜやせるのか。何となく分かっているようで、実はメカニズムを理解している人は少ないのではないだろうか。今回『やめたい食べグセ』(ベスト新書)などの著書があり、栄養学にもとづいた食事療法で世の悩めるダイエッター達の体を成功に導く森拓郎さんに取材。その理論と、夏までに理想の体型になるための“食べ方”について聞いた。全3回【2/3】。

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「糖質」と「脂質」の組み合わせは最悪です!

 

 糖質が入っている時に脂質が同時にあると一番太りやすい。そのことは前回の記事でわかってもらえたと思う。では、具体的にはどんな食べ方をすれば、太ることを防ぐことができるのだろうか。

「結局のところ、1日のトータルで何kcalの赤字を作ったかということが大切になってくるんです。でも、体は活動するために最低限のエネルギーが必要ですよね。そのカロリーを、どの栄養素からとるかということを考えればいいんです。糖質が体の中にある時に脂質をとると、インスリンが分泌されて一緒に取り込まれてしまいますが、実は脂質だけの時には吸収が遅いんです。糖質はだいたい20〜30分で吸収が始まって、1時間後くらいがピークになります。でも、脂質だけ単体ならば、だいたい3〜4時間くらい経ってからです。だから、例えば朝食で脂肪が多い食事をとって、昼を糖質中心にしてしまうと一番悪いパターンになってしまうんです。ラーメンに半チャーハンだとか、うどんにおにぎりや稲荷寿司なんていう組み合わせだと、糖質しか入ってこないことになります。脂質+糖質で、わざわざエネルギーが余りやすい状態を作り出しているようなものです」(森拓郎氏)

 それがそのまま体脂肪として蓄積するというわけだ。糖質を控える大きなポイントは、インスリンの分泌を抑える点にある。多少、脂質をとり過ぎたとしても、インスリンが出ていなければ体脂肪として蓄えられにくく、不要な分は排出されてしまうのだ。それに脂質は1gあたり9kcalを持っている。うまくとれば、効率的なエネルギー源となってくれる。

「簡単に言うと、糖質をとるなら脂質をある程度抑え、糖質を減らすのであれば、脂質はそこそこはとってもいいということになります。体の材料になるタンパク質をとることをメインに考えれば、脂質も一緒に入ってきますからね。時間がないサラリーマンの方々は、昼食を麺類で済ませてしまうことも多いと思いますけど、そんな時はラーメンやうどんではなく、蕎麦にしたほうがいいと思います。GI値(「グリセミック・インデックス」=食後血糖値の上昇度を示す指標。食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、低いほど糖質が脂肪に変換される割合が少ない)も低いですし、タンパク質もまあまあ含まれているんです。そこに卵やワカメ、肉を入れるといいんです。ただし、天ぷら類にしてしまうと台無しです。衣は小麦粉で、それを油で揚げています。しかも、チェーン店などだと大抵が何度も使い回した酸化した油。それを揚げ置きしているから、さらに酸化しているんです。そうなると、油分が体に入って太りやすくなるだけでなく、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロールを減らしやすくなってしまいます」(同)

 つまり“太る、痩せる”の問題だけでなく、健康被害の原因まで取り入れてしまう結果になりかねないのだ。

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~プロフィール~

1982年生まれ。株式会社rrinato代表取締役。大手フィットネスクラブを経て、2009年「rinato」(加圧トレーニング&ピラティススタジオ)を東京・恵比寿にオープン。トレーニング至上主義に疑問を感じ、栄養学を学び、健康的に理想の身体をつくるための食事指導に力を入れている。主な著書に『ダイエットは運動1割、食事9割』(ディスカヴァートゥエンティワン)、『味覚を変えればやせられる』(大和書房)など。


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