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新卒社員の意見を聞いて、「3連休制度」を導入。“新人ファースト”の社長がいる会社

希代の経営者が語る、右肩下がりの時代を生き抜く働き方改革 第6回

楽で、休みが多くて、給料が多い会社」が今の若い社員から支持される会社の条件。株式会社武蔵野は、数年前からパートを含む社員の雇用環境改善に取り組み、過去最高売上、最高益を更新した。『儲かりたいならパート社員を武器にしなさい』(ベスト新書)が話題を呼ぶ代表取締役社長・小山昇氏に、イマドキの新卒社員をどのように育てていくべきかについて伺った。

新卒社員が入ってくる会社に変えなければ生き残れない

――これからの中小企業には、どんな変化が必要だと思われますか。

 

 今の若い人が入社してくる会社に変えることです。わが社では、新卒内定者に「エナジャイザー」を使った適性テストを行っています。 エナジャイザーの診断結果から、ゆとり世代以降は、学生のストレス耐性が年々弱くなっていることがわかりました。また、最近の学生に話を聞くと、「給料はそこそこでもいいから、ラクをして『休み』が多い会社がいい」と答える学生も増えています。

 つまり、給料よりも休みを優先するのが、今の学生のトレンドですから、そのトレンドに合わせて、会社を変えていかなければなりません。

 わが社では、1年に一度、「3日間の連続休暇」を取れるようにしています。3連休のヒントは、新卒社員が飲み会の席で「土・日・月と3連休ほしい」と話していたことです。それを聞いた私は、すぐ実施することに決めました。

 このように武蔵野では、会社に新卒を合わせるのではなく、新卒に合わせて会社を変えている。だから、新しい人がどんどん入ってきます。この春には20人が入社しました。来年は30人の採用予定で、すでに24人の内定が決まっています。

 今年の3月、新宿南口のミライナタワーにセミナールームを新設しました。地方から訪れる就活生の利便性を考えてのオープンでしたが、採用担当の予想を上回る数の学生が毎回来てくれています。

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小山 昇

こやま のぼる

株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年、山梨県生まれ。東京経済大学卒業後、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任し、現在に至る。「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育て、日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞。著書に『強い会社の教科書』『残業ゼロがすべてを解決する』(ともにダイヤモンド社)など多数ある。


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