【えっどういうこと!? 痛みの原因がなくても、「痛み」がずっと続くことがある?】 | BEST T!MESコラム

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

えっどういうこと!? 痛みの原因がなくても、「痛み」がずっと続くことがある?

痛みの専門家?伊藤和憲先生が伝授する「痛みのセルフケア」<3>

 寒い冬は、腰や膝、首•肩などの「痛み」に悩む人にとって、一層つらい季節です。「病院に行っても悪いところが発見できなかった」「もう何年も痛みが続いている」という慢性痛患者に、薬や手術に頼らないセルフケアを説く「痛みの専門家」伊藤和憲先生。『慢性痛は自分で治せる!』を刊行した、伊藤先生に「あなたの痛みが治らない理由」を聞く。

◆腰痛やひざ痛などの「痛いッ!」の正体は何なのか?

 

 そもそも、痛みとは何なのて?しょうか?

 実は、痛みとは体が発する警告信号なのて?す。体か?危険にさらされると、体中に張り巡らされたセンサーか?それを感知し、神経を経由して、脊髄や脳に伝わることで、「痛み」を自覚します。そうやって人間の体は危険から身を守るようにて?きています。

「痛み」は人にとって重要な感覚て?すか?、警告信号の役割か?あるのは、最初の頃た?け(1カ月ほと?)。それ以降はその役割か?少なくなります。しかし、その痛みか?長引いてしまうと、脳や脊髄に痛みか?記憶されてしまい、なかなか治すことか?て?きな い「慢性痛」となってしまう可能性か?高まります。

 また、痛みか?あらわれる前には、「体か?こる」「冷える」「違和感か?ある」といった様々な症状、いわゆる不調信号を前段階として送っているのて?、もし、その段階 て?気付いて対処て?きたなら、痛みか?出るという最悪な状態を引き起こすことはあり ません。しかし、それを通り越して、痛みか?出てしまったということは、体はもう 限界た?と悲鳴を上け?ている最終段階の信号た?と思ってくた?さい。

◆「原因が見当たらないーー」その痛みは「慢性痛」です。

 痛みは体の警告信号の役割か?あるという話はしましたか?、痛みを抱える患者さん のなかには、「痛みか?す?っと続く」「全身か?痛い」と訴える人か?いらっしゃいます。 例えは?大きな事故にあって、体のいたるところに障害を受けてしまい、各部位の 警告信号か?鳴っているのなら、痛みか?続く、全身か?痛いというのは理解て?きます。

 しかし、これに対して、原因か?特定て?きないにもかかわらす?、痛みか?す?っと続いているというのて?す。私の治療院にも、「レントケ?ンを撮っても、と?こも悪いとこ ろはないと言われました。て?も、本当に痛くて痛くて、たまらないのて?す」と、暗 い顔をして訪れる患者さんか?来られます。あなたと同し?ように、「痛みの原因か?特 定て?きす?に、長期間にわたって痛みか?す?っと続く」症状に悩まされている人は多い のて?す。

 痛みは2種類に分類て?きます。一つは、ケカ?や火傷なと?によって起こる「急性痛」。すく?に治まる軽度から数カ月続く重度まて?ありますか?、ほとんと?の場合は6カ月ほ と?て?治まることか?大半て?す。

 これに対し、それ以上の期間痛みか?続くことを「慢性痛」と分類します。急性痛か?「痛みの原因か?なくなれは?消失する痛み」て?あるならは?、慢性痛は「痛みの原因か?なくなっても消えない痛み」ということて?す。

 通常、痛みはこういった順序て?発生します。

筋肉や骨なと?から痛みの信号か?送られる

 ? 

脊髄に情報か?集められる

 ? 

脳 か?痛みの度合いや痛む場所を特定する(このとき、脳は正しく特定することもあれは?、間違って特定する場合もある)

特定した場所か?痛む

 ところか?、痛みか?急性のうちは痛みを感し?るたひ?に神経か?興奮し、脊髄て?神経を 乗り換える作業をしますか?、痛みか?す?っと続くと、毎回脊髄て?神経を乗り換える作業か?手間になるため、脊髄か?勝手に脳に痛みの信号を送ってしまうのて?す。すると、 脳もこの情報を痛みた?と特定してしまい、痛みの原因か?なくても、痛みか?す?っと続く状態に。こうやって痛みか?慢性化することて?、「慢性痛」となってしまうのて?す。 そう考えると、「急性痛」と「慢性痛」は、同し?痛みて?あったとしても、その成り立ちか?まったく異なることか?わかるはす?て?す。

 一旦慢性痛になってしまうと、その後の治療は長期間かかる場合か?ほとんと?なのて?、痛みか?慢性化する前に、適切な治療を行なって早期に原因を取り除くことか?何より大切て?す。

『慢性痛は自分で治せる!』をもとに構成)

KEYWORDS:

オススメ記事

伊藤 和憲

いとう かずのり

明治国際医療大学教授。鍼灸学博士。全日本鍼灸学会理事。大阪大学医学部生体機能補完医学講座特 認研究員。1972年生まれ。2014年4月、厚生労働省の科学研究費を得て「慢性痛患者のためのセルフケアガイドブック」を作成。明治国際医療大学京都桂川鍼灸院「mythos361」 院長を務め、「はり・きゅう」の治療に当たるとともに、慢性痛患者のためにセルフケアを指導。また、地下鉄サリン事件やJR福知山線脱線事故の被害者の「痛み」ケアにも当たっている。専門家や一般市民に向けて年に50回以上の講演を行なっている。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

慢性痛は自分で治せる!
慢性痛は自分で治せる!
  • 伊藤 和憲
  • 2017.01.21