【アメリカ軍襲撃隊18名のうち4名で<br />山本五十六搭乗機を狙う計画だった!】 | BEST T!MESコラム

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アメリカ軍襲撃隊18名のうち4名で
山本五十六搭乗機を狙う計画だった!

山本五十六暗殺ミッションの真相 第3回

 日本軍との熾烈な戦いの末にアメリカ軍が確保したガダルカナル島には、分散したいくつかの滑走路を擁する巨大なヘンダーソン複合飛行場施設が所在し、ミッチャーの司令部はここに置かれていた。このガダルカナル島から500・以上も離れた航空路を長官一行は飛ぶ予定だったが、アメリカ側としては、同地から戦闘機を飛ばすしか手立てがなかった。そこで、ヘンダーソンに駐留している戦闘機中、もっとも長距離飛行に適したロッキードP-38Gライトニングに白羽の矢が立てられた。

 ヘンダーソン複合飛行場施設戦闘機用第2滑走路には、このP38を装備した陸軍第13航空軍第347戦闘航空団第339戦闘中隊「グレムリンズ」が駐留しており、8機撃墜のエース、ジョン・ミッチェル少佐が中隊長を務めていたので、今回の作戦の実行責任者に任命された。そこで彼は、自分の中隊だけでなく別の中隊からも腕に覚えのあるパイロット18名を集めて襲撃隊を編成し、そのうちの4名を、特に長官機を襲撃する「キラー」編隊とした。そしてトーマス・ランフィア大尉をこの「4人の暗殺者」の編隊長に指名したのだった。

出撃前に打ち合わせするアメリカ軍パイロットたち

 

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白石 光

しらいし ひかる

戦史研究家。1969年、東京都生まれ。戦車、航空機、艦船などの兵器をはじめ、戦術、作戦に関する造詣も深い。主な著書に『図解マスター・戦車』(学研パブリック)、『真珠湾奇襲1941.12.8』(大日本絵画)など。


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