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ディズニーでどうしても並びたくない人のための3つの解決策

【3日間集中更新!】売れっ子ディズニーブロガー・みっこさんによる、誰かに話したくなるディズニー豆知識②

ディズニーランド、ディズニーシーといえば、日本が誇る超人気テーマパーク。人気の高さゆえにどうしても避けられないのが「混雑問題」。どうしようもないのはわかっているけど、それでもどうにかできないものか? 十数年間にわたりディズニーリゾートに通い続け、2冊目の著書『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』が6月25日(土)に発売される、人気ディズニーブロガー・みっこさんに、解決方法についてご寄稿いただきました。

写真を拡大 ディズニーでできるだけ並ばずに、乗り物も、ショーも、食事も、買い物も楽しみたい! そんな贅沢な願いをかなえる方法はあるのか……?

 女性であればほとんどの方が「好き」というディズニーの世界。一方で、男性はディズニーが苦手と感じる方が多い。年間に3000万人以上もの人が訪れる東京ディズニーリゾートを「好き」と言う人の割合が高いのは当然とも言えるが、逆に「大嫌い」と言う人も一定数存在するのも事実。嫌いな理由は単純で、「いつも混んでいるから」。 
 アトラクションに並ぶ、レストランに並ぶ、トイレに並ぶ、ポップコーンを買うのに並ぶ……混雑時のディズニーリゾートでは高い入場料を払っているのに、なぜこんな仕打ちを受けなければならないの? と思うぐらい、とにかく何をするにも並ぶ事が多い。
 人気があるがゆえの裏返しとも言えるが、いくら人気があるとは言え、それなりの価格を支払っているのに、満足する経験ができなければ不満に感じる人がいるのも当然だろう。
 そして誰もが思うのが、「どうすれば並ばずに快適に楽しめるのか?」という疑問。だからこそ、世の中にはディズニーリゾートに関する裏技やテクニックと言われる情報が、書籍やインターネット上に溢れている。
 だが、十数年間パークに通っている立場として断言するが、お金を使わずに楽をして、全く並ぶことなくショーやアトラクションを飽きるほど乗ることができる、という夢のような経験は、現実的に考えて、まず絶対に不可能と言っていい。

 一方で、「待ち時間をできるだけ減らす」こと1点のみに重点を置くならば、考え方や工夫次第で快適に過ごせる方法が存在するのもまた事実である。とにかくできるだけ並びたくない、快適に楽しみたい、というあなたのために、嘘偽りなく、確実にその可能性が高くなる3つの方法をここでは紹介する。

◆1、単純明快! 混んでいる時に行かない

 混んでいる時に、混んでいる場所に、混んでいるタイミングで行けば、快適に過ごす事などできないのが当たり前。なので、お金も時間もかけずに快適に過ごすためには、空いている時に行くのが簡単な方法である。
 ただ、お金はかからないものの、細かな情報収集が必須である。「土日は混んでいて、平日は空いているんでしょう?」程度の「一般的に周知されている事実」以上に、できれば「何年も通いつめたマニア層並み」の深い情報があればあるほどいい。
 しかしながら、短期間で、細かい混雑状況を自力で把握できるようになるのは到底不可能。そのため、ディズニーに行く事が決まったら、実際にパークに行った人の感想を参考に情報収集をしていく方法を試してみてはいかがだろうか。ディズニーブログやSNS、インターネットの関連サイト等を利用してまめに情報収集をしておくことが、当日パークで「楽をする」一番の近道でもある。
 また大前提として、一般的なレジャー施設と東京ディズニーリゾートでは、「混んでいる」「空いている」の感覚に数倍の差があることを念頭において いただきたい。例えば、一般的な遊園地で人気の乗りものの「1時間待ち」は相当長い待ち時間という感覚だが、ディズニーリゾートで人気のアトラクションの「1時間待ち」はむしろ「相当空いているレベル」と言えるのである。

◆2、「開園時間に到着」ではなく、「早朝から並ぶ」べし

 休日に、彼女や仲間からディズニーに行こう、というお誘いを受けた。そんな時「できれば朝はゆっくりしたいから、開園時間に集合でいいかな?」と思うのなら、思い切ってその日はやめるのも選択肢のひとつである。もちろん、ゆっくり散策を楽しむ、シーでお酒と料理を楽しむ……なんていう場合はゆっくり行くのもいい。
 しかし、「できるだけアトラクションに乗りたいし、ショーも見たいし、思う存分楽しみたい!」というのなら、とにかく出来るだけ早めに行く事が大切。これこそが、お金をかけずにすぐに実践できる、一番効率のいい方法である。具体的には、「開園の2時間前」には到着していることが望ましい。
 そして、パークへの到着時間が早ければ早いほど、有利になる。例えば、早めに人気アトラクションに乗れる、多くのファストパスが取れる……というのは容易に想像できるだろう。加えて、混雑のピークからずらして食事をする事でレストランの待ち時間を減らす、先にアトラクションに乗ってしまうことで夕方や夜からはゆっくりじっくり過ごせる……など、想像以上にメリットは多い。
 それでも、早起きが辛い……という人も多いだろう。それは否定しない。しかし、逆に考えれば、「朝ゆっくりと過ごしてパークに到着し、アトラクションに2時間立って待つ」のと、「開園前に到着し、座ったり横になって2時間待ち、パークで終日スムーズに過ごす」のとでは、どちらが楽だろうか。
 大きな声では言いにくいが、もしも本当に朝が苦手、という人と行く場合は最初からあきらめて、パークでのんびりと過ごすプランを立てるのもひとつの考え方かも……?

◆3、お金で解決できることもある

 快適でストレスのまったくないパークを過ごす方法、というものもなくはない。ただし、金銭面での負担が必要になる。
 その方法は「バケーションパッケージ」を使う事。「バケーションパッケージ」とは東京ディズニーリゾート公式のサービスで、ホテルの宿泊+パークチケットに、希望に応じてさまざまなオプションをつけられるプランのことである。言い方は悪いかもしれないが、この「バケーションパッケージ」は、「いかに楽をして楽しめるか」を追求したプランでもある。
 特に、正直に申し上げて、「バケーションパッケージ」をアトラクション重視で立てたプランは「最強」と言える。1人4枚程度、時間指定のないファストパスがついてくる(プランにより異なる)のだが、これに加えて、自分のチケットでもファストパスを発券できる。そのため効率よく回ることができれば、1日で7~8枚近くファストパスを利用する事が可能になるのである。

 しかしながら、インターネットで予約画面を進めていくと、「この金額で確定しますがよろしいですか?」の画面に表示される金額を見て、
「あれ、何かの間違いでは?」
と思うような金額になることも忘れないようにしたいところ。
 一般的な宿泊プランは、宿代やらチケット代やらがつくと全体的に安くなるのだが、この「バケーションパッケージ」は不思議なもので、積み重ねていく方が高くなる場合が多い。
 しかし、時間や体力を消耗することなく、パークを存分に満喫できるという点で、これに勝るものは存在しないといってもいいだろう。これこそがお金をかける最大のメリットである。
 申し込むか、申し込まないかは、インターネットで希望のプランを組み合わせていき、最終的に表示される金額を見て決めればいい事だが、年に1、2回しかパークに行けない方にとっては、こうした贅沢プランもありではないだろうか。
 ただ、一度「バケーションパッケージ」を使って楽をしてしまうと、次から普通に行くのが「とてつもなく苦痛」になるのでご注意を。

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

ブログ「TDRな生活」

Twitterアカウント @mikko_20100518


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