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蛭子能収流、嫌いな人の対処術!

蛭子能収さん30日毎日連載 Q24.嫌いな人・苦手な人とどう接しますか?

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q24.嫌いな人・苦手な人とどう接しますか?

理由もなくニコニコ笑ってた方が相手も正直になる

 

 もう本当に怒る人が苦手なんですよ。だからもう怒りっぽいという噂の人がいたら、基本的に近づかない(笑)。どうしても関わらなきゃいけないとしたら‥‥それでも近づかないようにしますね。もうホント怒られるのって一番嫌ですよね。

 「この歳になるともう蛭子さんを怒ってくる人なんていないんじゃないですか」って言われますけど、そんなことないですよ。まだいます。

 「普段から怒ってる人」っているじゃないですか。たとえば俺が看板屋に勤めてる時に、自分も含めて若い衆が5,6人いたんです。その上に看板の取り付けを任された部長みたいなのがいて。その人がいつも怒ってるんですよ。何をしてもみんな怒られる。真面目な職人気質ってのもあるんだけど、その人なら今でも俺怒られると思いますもん(笑)。

 インターネットとかでもそういうずっと怒る人みたいなのいますよね。

 でもそういう人ともつきあっていかなきゃいけないのが大人ですよね。サラリーマンとかだとなおさらそうで。ただ、そういう怒る人もずっと上の人から怒られてきたんだと思うんですよ。

 それもいちおう仕事を良くしようと思って怒ってるわけだから。だから怒られるけど、それは今動いてる仕事を良くするためだと思って、台風が通り過ぎるのを待つしかない気がしますね。

 でも本当に怒っててもぜんぜん良いことないですよ。

 自分は子供のころから自然に笑ってることが増えたんですけど、理由もなくニコニコ笑ってた方が相手も正直な気持ちを話しやすいじゃないですか。ムッとして怒ってる人よりはいいですよね。無駄に怒ったり、イライラしたりして敵を作ることはないですよ。

明日の第二十五回の質問は『蛭子さんにとって、ギャンブルとは?』です。

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蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


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