蛭子流結婚のススメ①「競馬場もひとりで行くと寂しい」 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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蛭子流結婚のススメ①「競馬場もひとりで行くと寂しい」

蛭子能収さん30日毎日連載 Q14. 最近結婚できない男性が増えてますが、どう思われますか。

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q14. 最近結婚できない男性が増えてますが、どう思われますか。

夫婦ゲンカしても同じ布団で寝てたら仲直りしますよ

 

 結婚はした方がいいと思いますね。やっぱり結婚した方が人間的にも落ち着くというか、楽しいというか。好きな女性と家族を築いた方が人生楽しいです。
   俺は23歳で東京に出てきて、26歳で前の奥さんと結婚したんですね。もともと長崎にいた時から知ってて、よく行く画材店の店員だったんです。そんな仲よかったわけじゃないんですけど、俺が東京行ってから手紙を送ってきて。手紙のやりとりしてるうちに「東京行く」って連絡が来て、デートするようになって、そのうち一緒に住むようになりましたね。

 結婚すると、やっぱり仕事の意識というのは変わりますね。生活費を稼がなきゃ、というのに追われますけど。
   でも帰ったら女房がいる、家族がいるというのが楽しかったですよ。テレビとかなくてもぜんぜん楽しく家で過ごしてたし。だいたい自分は寂しがり屋のところがあるんですよ。最近は競艇場とかもひとりで行っても寂しく思えてきてね。
   別に賭ける時はひとりなんだし、前はぜんぜんそんなこと思わなかったんだけど。けっこうギャンブル場って行くとタレントさんとか知り合いに会ったりするんですよ。最近はそういうのが嬉しいですね。

   夫婦ゲンカはあんまりしない方だと思いますね。
   前の奥さんの時もあまりなかったし、今もたまにケンカしてもすぐ仲直りするし。
    仲直りするのに一番いいのは、一緒の布団で寝ることですね。
   夫婦ゲンカをしても、同じ布団で寝るようにしてたら自然と肌も触れ合う。そしたらいつの間にか仲直りしてるもんですよ。ただ最近はケンカっていうよりも一方的に怒られることの方が多いんですけど(笑)。
   テレビで家庭のこととかいくらお金があるとか正直に話すと、けっこう怒られますね、「そういう事は言わないで!」って。

   今の若い人はひとりで趣味を満喫したい、って思って結婚しなかったりするんでしょうけど、夫婦でいたほうが毎日の生活が楽しくなりますから。趣味は趣味で、そういう友達を見つければいいじゃないですか。

明日の第十五回の質問は『結婚で得たものは何ですか』です。

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蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


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