『任侠野郎』(蛭子さん主演映画)―倒れる人が上手だったんで、いいシーンになっていると思います。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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『任侠野郎』(蛭子さん主演映画)―倒れる人が上手だったんで、いいシーンになっていると思います。

蛭子能収さん30日毎日連載 Q10.映画『任侠野郎』の主演も勤められますが、俳優業は楽しいですか?

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q10.映画『任侠野郎』の主演も勤められますが、俳優業は楽しいですか?

父親役で「お父さんにしたいナンバーワン」になったこともあるんです

 

   まだ役者の仕事は慣れないですね。
    とにかく監督さんの言うとおりにするだけです。あとはもう見てくれた人が判断するというので‥。
   それにしても今度の『任侠野郎』は主役でしかもヤクザって、ちょっと自分には不似合いな感じしますけど。「やっぱり主役やるのは嬉しかったですか?」って聞かれますけど、主役だから嬉しいというのはないですね。
 全然ないです。
    脇役で出ても同じ。出演料も他の皆さんの方が多いんじゃないですか(笑)。
   一番最初に役者の仕事をしたのは舞台ですね。
   ただいるだけでいい、役者という感じでもなかったですね。ちゃんと役として出たのはトシちゃん(田原俊彦)が主役のTVドラマ『教師びんびん物語』。
   その時にはバーテンのお兄さんだったんですけど、その次が『いつも誰かに恋してる』で宮沢りえのお父さん役で。その時は「お父さんにしたいナンバーワン」というのに選ばれていたんですよ。『スーパージョッキー』で熱湯風呂出るようになってからはお父さんにしたくないナンバーワンになっちゃいましたけど(笑)。

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蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


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