緊急提言 岸田政権もまん防開始に酒禁止! オミクロン株の性質と、政治とマスコミはコロナ禍の2年で何を学んだか【松野大介】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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緊急提言 岸田政権もまん防開始に酒禁止! オミクロン株の性質と、政治とマスコミはコロナ禍の2年で何を学んだか【松野大介】

■まん防と酒禁止の効果は?

 

 まん防(または緊急事態宣言)、酒禁止などの対策に異を唱える人たちの理由を私なりにまとめると、「変異株の弱毒化」ともう1つ「昨秋に人流にほぼ関係なく感染が激減した事実」がある。

 昨年、緊急事態宣言が延々と続く中、初夏から徐々に感染者が増え、同じく緊急事態宣言下でピークを迎えたのち、一気に下がり始め、収束した。

 人流やマスクなど対策状況は変わらなかったのにだ。専門家は「理由がわからない」「マスクをピタッとしたから」「コロナワクチンのおかげではないと思う」と言い始めた。

 8月頃から自粛に耐えられず開ける飲食店が増えたり、深夜までの営業や酒を出す店が増えたにも関わらず、減ったわけだから、説明不能になったのだ。

 人流は複合要因の1つにはなるだろうが、可能性として、曝露(症状のない感染者)を多くの人間(7割との説もある)がしたことで免疫の壁が出来て収束したという考えも。しかしこれを口にする専門家はわずかだ。南アフリカが一気に拡大し、ピーク後に一気に収束したように、過去の日本も波が折れ線になることはほぼなく、山型になる。この事実をもっと勘案すべきではないだろうか?

 

■政治は2年間で何を学んだか

 安倍元総理が「コロナの指定感染症2類から5類に引き下げ」を提言したことには批判もある。

 安倍氏だから批判が集まるが、世界で5類相当の扱いなのは日本くらいと言われ、このせいでの医療逼迫を考えると、診られる病院を増やすために勘案する価値は多いにある。

 僭越ながら私は2年前の夏から「指定感染症引き下げ」「医療への予算拡大」「マスコミの正しい報道」を提言してきました。

 今後どんな変異をするかわからないから高をくくってはいけないが、新型コロナは人類との共存のため感染先の人間を殺さないよう弱毒し、感染力を高めていく可能性は高そうだ。

 テレビが発症していない陽性者を感染者と呼んでその数だけで大騒ぎし、政府が国民を自粛させる政策を続けたら、今後、従来の感染症に変異した時にはさらに多くなる数百万人の陽性者で大騒ぎし、ほとんどの期間を自粛することになる。

 マスコミや主にテレビはいまさら整合性がとれないほど煽り報道に徹してしまい、政治家は選挙や支持率と利権のためにコロナを利用しているように見える。

 そして日本人は知識がある人もない人も「やれやれ‥‥仕方ない」と全体主義化して従い続ける。

 英国が正論とは言わないが、日本人が過去の体験から学ばないのはなぜなのか?

 

■最後に~コロナ騒動について

 

 「コロナはただの風邪だ」「違う、“スペイン風邪”に近い恐さだ」「だから風邪じゃないか」という幼稚な言い合いを2年前からたまに聞くが、どちらも間違いだし、言葉の捉え方の違いで言い合うこと自体が子供っぽい。

 「風邪は万病のもと」と言うように人を殺す病で、お迎えが近い超高齢者には「最後の命の灯を消す病」と言われる。一方、誰でも年に1度くらいかかる身近な病で、ゼロにはできないし、人類は共存しかない。先祖がそうだったように私たちは曝露して子孫にウイルス免疫のDNAを残さなければならない。そのくらいの冷静な認識も持てずに言い合いをしているテレビと人々が、コロナの病なのではないでしょうか。

 

文:松野大介

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松野 大介

まつの だいすけ

1964年神奈川県出身。85年に『ライオンのいただきます』でタレントデビュー。その後『夕やけニャンニャン』『ABブラザーズのオールナイトニッポン』等出演多数。95年に文學界新人賞候補になり、同年小説デビュー。著書に『芸人失格』(幻冬舎)『バスルーム』(KKベストセラーズ)『三谷幸喜 創作を語る』(共著/講談社)等多数。沖縄在住。作家、ラジオパーソナリティー、文章講座講師を務める。

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