春GⅠで盛り上がる4月、5月の開催中止だけは絶対に阻止したいJRAの必死な対策! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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春GⅠで盛り上がる4月、5月の開催中止だけは絶対に阻止したいJRAの必死な対策!

無観客でも開催できることがせめてもの救いの競馬界。今週末からはしばらく無観客GⅠが始まりそうだがはたしてその影響は…。

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■今週末の高松宮記念、来週の大阪杯、GⅠでも無観客競馬は避けられない⁉

無観客のスタンドを背に疾駆する競走馬。大観衆の声援が戻るのはいつになるのか。 写真⦿フォトチェスナット

 JRAや地方競馬では無観客競馬が今も続いている。春のGIシーズンが今週から開幕するが高松宮記念大阪杯も人を入れての開催は絶望的だ。競馬専門紙TMたちは戦々恐々としているという。

「そもそも大井競馬が4月6日~10日の開催を無観客競馬と発表した。当然、それより前に行われる4月5日の大阪杯は絶望的だろう。もちろん、主催者が違うのでJRAがどのような判断をするのかというところはあるけど、普通に考えれば無観客競馬でしょう」

 無観客競馬ならまだいいというのが現場の意見らしい。とあるTMは続ける。

「欧米では中止が発表されたりしている。JRAだって騎手や調教師に感染者が出たら中止に追い込まれるのを懸念している状況。
 25日からは馬主のトレセンへの出入りを制限した。23日から行われている浦和開催では、JRA騎手が交流競走への騎乗を自粛した。強制ではないものの浦和所属の調教師が22日にコロナの影響でJRA所属騎手が自粛したことをアナウンスしていた。JRAは何としてでも開催中止に追い込まれないようにとする必死な意気込みは伝わってくるよね。その分、一口クラブなどは関係者に電話でコメントを取るなどてんてこまいらしいけど」

 JRA、地方関係なく競馬関係者は開催を続けることが命綱となる。

「中止に追い込まれるといつ再開できるかが分からなくなってしまう。Jリーグは5月のゴールデンウィークの開幕を予定しているが、この2、3週間の状況次第ではさらなる延期もあるだろう。当然、JRAは4月、5月の中止は避けたい。GIレースが続くしローテーションに狂いが出るからね。とにもかくにも開催するために必死だよ」

 どうやら、桜花賞、皐月賞も無観客が濃厚という様相を呈してきている。別の専門紙TMは次のように語る。

「桜花賞では出走馬オーナーのイベントが中止という発表が出ているし、無観客以外の選択肢はないよね。桜花賞が無観客競馬なら皐月賞も同様の措置が取られるはず。早くても4月25日から始まる東京、京都開催がひとつのメドだろうね。
 というのも、プロ野球が4月24日から開幕予定。数万人規模の動員が見込めるという意味ではひとつの目安となるからね。ただ、Jリーグがゴールデンウィーク頃の再開見込みだし、下手をするともっと無観客競馬が続く可能性はある。そんなことになったら専門紙だけではなくスポーツ紙も厳しいよね」

 GIレースで観客の声援や悲鳴などが聞こえないのも寂しいが、開催されるだけでもマシな状況に追い込まれているのは確かなようだ。

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競馬最強の法則 編集部

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