今回の重賞予想は2月23日(日)に行われる【フェブラリーS 東京 ダート1600m 】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?

■根岸ステークスの結果を鵜呑みするのは危険!

 厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【フェブラリーステークス的中に向けてのヒントをもらった。


 皆さん、こんにちは。征木由基人です。

 さて、今週は今年初めてのGⅠ・フェブラリーSが開催される。国全体でコロナウイルスの拡散を食い止めるため、各地でイベントが中止されている中、競馬はホンマに開催しても大丈夫?と思ったのだが、今回のメンバー見るとGⅠと呼ぶには疑問符がつく低レベルな一戦となりそうで、馬券的には面白そう!のひと言。波乱の目も十分に考えられるため、政府がダメダメなのは変わらずだが、開催してくれるJRAに感謝したい。

 注目は前回、根岸Sでアッと言わせるレースっぷりを見せたモズアスコット。人気は集めていたが、あんなのは常識はずれの激走。今回が大きな試金石となるだろう。

 話は逸れるが勝負事には流れというものがある。最近の競馬ファンは、“流れ”というものを重視していないために、クラシック路線の3歳馬ならば一度負けただけで掲示板には“弱い”のコメントがずらりと並ぶ。全戦全勝でクラシックを勝った馬なんて、長い歴史の中でほんの数頭。10年に1頭出るか出ないかの世界なのに、1敗しただけで『裏切られた』と感じるのが、最近のラッタッター達(若い競馬ファン)の意見なのか。ついていけない…。

 同様に、前走のモズアスコットは、ダートの新星誕生という意味ではラッタッター達を喜ばせるに十分に資質を持った馬。ただ、私がこのコラムで期待されているのはスターホースを見つけることではなく、馬券の回収率を上げること。前走、無視していながら1番人気が予想される今回、本命にするのは…ダサい予想家のすること。ここは評価を下げたい。

 同じく人気より評価を下げたいのがインティ。たしかに、昨年の勝ち馬ではあるのだが、「皆さん、あんな競馬を見たいですか?」

 人気馬を楽に逃げさせて、勝たれるなんて許せるのは1回のみ。そのことがわかっているのか、最近では逃げに固執しない競馬を何度も試している(さすが名ジョッキー。レースディレクターとしての能力も一流です)。ただ、逃げ以外の競馬では重賞未勝利。逃げなくなったインティは、ただの馬。本番に逃げるということは考えられるが、その時は頭だけに、買いたい人は単勝を抑えれば十分。個人的には購入馬券の中心が3連単なので、私はモズアスコットのように押さえることもせずに、馬券から切るのが賢明と考える。

 そこで注目したいのは、前走根岸Sで大敗を喫したワンダーリーデル。もともと条件戦、オープン特別で善戦を繰り返す馬主孝行の馬。芝と違って、競走馬寿命が長く、レースが数多く使えるダート馬には、よく見かける1頭だが、同馬も完全にそのタイプだった。

 しかし転機になったのが、昨年の武蔵野Sでの勝利。個人的には、このまま重賞ではあと一歩力が足らず、オープンでは結果を残す。そういうキャラクターとして進んでいくものだったと予測していただけに、この勝利は本当に驚かせるものだった。

 ただ、ここからが陣営の難しいところで、

1. 王道のダート一流馬を目指す。
2. 武蔵野Sは“事故”として捉え、身の丈にあったレースを選ぶ。

 この選択は本当に迷うところだと思う。結果、陣営はチャンピオンズCを選んだ。そしてしっかり負けて、次は根岸Sを選んだのだが、ここでの負けっぷりが良すぎた。

 中途半端に掲示板を確保していたら、以前のキャラクターに戻ってしまうところだったが、全く見せ場を作らなかったことで、皮肉にも逆にGⅠでも買いたくなる期待を抱かせてしまったと考えられる。

 あんなに負ける馬ではない! と。

 同じく人気を大きく裏切ったミッキーワイルドも同様。根岸SはフェブラリーSのために神様が仕掛けた準備レース。モズアスコットを際立たせただけのレースで、今、ピックアップした2頭を“終わった”と判断するのは早計だ。この2頭から大穴馬券を狙いたい。

<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想  >

【フェブラリーS】
◎ワンダーリーデル
〇ミッキーワイルド
▲ヴェンジェンス

△タイムフライヤー
△アルクトス

△サンライズノヴァ
△ノンコノユメ
△モジアナフレイバー

モズアスコット
△ミューチャリー


3連単2頭軸マルチ
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