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今、話題の【カンボ】で壮絶体験!-カエルの毒で感情を浄化するデトックスとは?-

ヨガトラベラー・土屋愛が世界から発信するウェルネスやスピリチュアル、そして人生のこと⑤


南米の秘薬・フタイロネコメガエルの毒を使って体の中の毒素を浄化する「カンボ蛙治療」とはいったいどんな儀式なのか。その起源から実際に体験した様子、そして、その効果までをヨガトラベラー・土屋愛が身をもってレポート。そこにはかつて味わったことない想像を絶する光景が…。


■ペルーの「毒を以て毒を制す」浄化の儀式

 

 

 みなさん、こんにちは。ヨガトラベラーの土屋愛です。
体重が減るだけでなく、肌ツヤも良くなり、さらには記憶力まで高くなると言われているファスティングやジュースクレンズ。
 クレンズには“浄化する”という意味があり、その言葉通り体の中の毒素を浄化してくれます。今回は、巷で話題の南米の秘薬・フタイロネコメガエルの毒を使った浄化の儀式をご紹介します。すさまじい体験をしてきましたので、さっそく皆さんにその内容と効果をお伝えします。


 

■感情を消化する“胆汁”を吐き出す

 今回行った浄化の儀式は日本語では「カンボ蛙治療」、英語では「Kambo ceremony」と呼ばれます。皮膚に中度の火傷をさせた後、その箇所にアマゾン流域に生息するフタイロネコメガエルの皮膚から分泌される毒を塗りこむことで、体内に吸収させます。そして、その毒が体内に流れることで胆汁を吐き出すという儀式です。

 主な効果としては、免疫力強化・高血圧・糖尿病・ネガティブなエネルギーの浄化が挙げられます。
 かつて南米ペルーのとある部族で謎の病が流行し、命を落とす村人が続出。シャーマンが山に籠もり解決策を探ったところ「蛙の毒を使え」というお告げがあったことからこの治療・儀式が生まれたそうです。まさに、「毒を以て毒を制す」です。

 まず、儀式の予約をする段階で健康状態を確認されます。

・深刻な心臓病はないか
・血栓はないか
・うつ病や精神病はないか
・抗癌剤使用中ではないか
・授乳中ではないか
・てんかん持ちではないか
・低血圧の薬を服用していないか
・薬物やアルコール依存ではないか
・ファスティング中ではないか

 そして儀式の三日前からは食事制限を指示されます。赤身肉・アルコール・カフェインの摂取を避け、前日の夜はスープやジュースなど流動食のみで胃に食べ物がない状態にしておかなければなりません。

 スピリチュアルな儀式は月の周期と密接に関係しているようで、私が儀式に参加した2019年12月26日は日食のときでした。日食には、手放す・終わらせる・生まれ変わるという意味があり、スピリチュアルな体験をしやすい日としても知られているようです。今回の儀式は、ちょうど日食が始まる時間にスタートしました。

 

 

 ニューヨーク出身のシャーマン・RichD’Amaruさんから儀式の説明を受けます。リンパ節に沿って皮膚を火傷させ、その上に毒を置くことで体内に吸収させる。必ずといっていいほど参加者全員が気持ち悪くなって吐いてしまいます。その吐瀉(としゃ)物のほとんどは胆汁(たんじゅう)です。

 肝臓で作られ、胆のうで貯蔵される胆汁は、“感情を消化する役割”もあると言われているそう。食べた物は消化するために胃へと運ばれますが、それと同じように、感情も胃から肝臓へ運ばれ、胆汁を使って消化していくそうです。緊張すると胃が痛むことがあると思いますが、感情と臓器は密に繋がっているんですね。

 「タオイズム(道教)」では、ひとつひとつの臓器にそれぞれ異なる感情が貯蔵されると信じられています。カンボ儀式の効果が高い理由はこの胆汁クレンズにあるとのこと。今まで胆汁を吐いたことは一度もないので人生最大のデトックスになりそうです。

 実際に毒が効くピークは約15分~20分後とのこと。この儀式を行っている最中は、手や顔の感覚がなくなったり、目が一時的に見えなくなったり、気絶する人もいるそうですが、今さら後戻りはできません! 
 次第に早くなる呼吸を落ち着かせながら儀式に挑みます。

 

■毒盛りからわずか30秒後…浄化がはじまる!

 

 

 いよいよ儀式開始です。木の棒を燃やし、皮膚を火傷させます。当たり前ですが、これがとってもアツイ! 呼吸に合わせて4箇所を焼かれました。焼けた皮膚を取り除き、木の板に塗られたカンボ(毒)をシャーマンが小さく丸めると、ついに毒盛りが始まります。
 1つ目はなんてことはなかったのですが、2つ目からは焼けるような熱さを感じます。生まれて初めて、リンパの循環の早さを体感しました。こんなに早く全身に回るとは驚きです。毒盛りから30秒後、本格的に気持ち悪くなりました。体に力が入らなくなり、手の感覚も次第に弱くなり始め、顔がチクチクしてきます。

 早く水を飲めば飲むほど、ラクになるのも早くなるそうで、シャーマンにどんどん水を飲むように言われます。この時点ではすでに水をひと口飲むのもツラいほど気持ち悪く、すぐにでも横たわりたいところですが、毒が効いているうちは顔を心臓よりも高い位置で保たないと顔がパンパンに腫れてしまうので必死にガマン…。
 吐きそうなのに吐けないという一番ツラい状態です。

 さらに追い打ちをかけるようにお腹も膨れて痛くなってきます。お腹を下した時のあのキリキリする痛み。吐きながら同時にトイレに行くことも絶対に無理な状況。ますますパニック状態に陥ります。
 しかも儀式開始と同時に一定のリズムで繰り返されるシャーマンの歌がより一層、頭をグルグル、グルグル回します。

 

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今回の壮絶体験の実際の動画はYouTube で!
【南米の秘薬・カンボ儀式(毒)に参加してきた(前編)】

 

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土屋 愛

つちや あい

ヨガトラベラー

ヨガだけでなく、世界中のウェルネス情報を発信。伝統医療・儀式・ヒーラーとの出会い・新しいクレンズやファスティング方法・瞑想合宿など、国境や文化の壁を超えた“健康世界”へご案内。鬱や過労死などが問題視される現代社会で、無理をしすぎない中道を探すお手伝いを。


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