老け見えや不調を引き起こすのは、ふだんの無意識の「くせ」の蓄積です。それらの予防策が満載の『おとなの美人習慣』から、下半身太りを防ぐ、簡単な「座り方」の習慣をご紹介します。著者が実演する動画もあわせてご覧ください。

 椅子に座るとき、多くの方は特に何も意識することなく座面に腰をおろしていると思います。ですが、無意識にペタンとお尻を下ろすと股関節が外に張り出し、座っている間に骨盤がゆがんでしまうのです。

 骨盤がゆがんで開いてくると、お尻が外側に引っ張られて広がるので、スタイルが悪くなる原因に。さらにお尻とともに、股関節の外側で太ももの付け根にある大転子(だいてんし)という部分も引っ張られ、つられてふくらはぎも外側に張り出し……と、まさに玉突き事故のように、いろいろな部分がゆがんでいってしまいます。

 たとえ体重は増えていなくとも、お尻や足全体がゆがんで外側に張り出していれば、太って見えてしまうのは当然といえるでしょう。

 これを防ぐには、骨盤の中にあるお尻の骨「坐骨(ざこつ)」の上に座る意識をしましょう。坐骨がよくわからない人は、座ったままで体を左右に揺らし、椅子の座面に当たる骨=坐骨を確認してみてください。

 まず、椅子に座る前に両足を揃え、座面に手をついて少し腰を浮かせます。そこから左右の太ももの裏側に意識を集中し、真ん中でぴったり閉じるようにしながらゆっくりお尻を下ろします。これが、坐骨の上に座っている状態です。
 一連の動作は、動画でぜひ確認してみてください(Yahoo! JAPANの記事からは「この記事の写真はこちら」より「この写真の記事を読む」をクリックすると、動画入りのページに進みます)。

 これなら普通に座ったときと違って、お尻と太ももがベチャッと広がっていないはずです。膝頭も、力を入れなくとも自然にくっつくので、電車の中で座ったときにだんだん膝が開いてしまうことや、スカートで座ったときに膝が開くのをハンカチで隠す必要がなくなります。

 この座り方を習慣にして、股関節も坐骨もきれいな状態を保ちましょう。