10月17日に行われる2019年プロ野球ドラフト会議。今年は佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)、森下暢仁(明大)らを筆頭に、好選手が揃う。このコラムでは、12球団の今季の成績や、選手層を分析し、各球団が獲得すべき選手を考えてみた。第3回はセ・リーグAクラスの人気球団、巨人、DeNA、阪神の3チームを見ていきたい。

春の選抜大会で東邦高校を優勝に導いた“天性のスラッガー”石川昂弥(東邦高)。

▼阪神タイガース

◎奥川恭伸(星稜)

〇黒川史陽(智辯和歌山)

△大西広樹(大商大)

 シーズン終盤に怒涛の6連勝でカープを抜き去り、3位でCS進出を決めた阪神。チーム防御率3.46は12球団トップ、チーム打率.251も悪い数字ではないが、538得点は12球団最下位と、決め手に欠いたシーズンだった。

 投手陣では西勇輝、青柳晃洋が規定投球回に到達、高橋遥人を加えた3名が来シーズンもローテの中心か。リリーフでも島本浩也、岩崎優など、若手が台頭した。しかし、メッセンジャーの引退や、未勝利に終わった藤浪、藤川球児、能見篤史らが40歳を超えることを考えると、次世代のエース候補を獲得したい。野手陣は近本光司、木浪聖也ら新人や、梅野隆太郎らの活躍でセンターラインが強化された。大山悠輔、糸原健斗ら中堅世代も台頭しており、バランスは悪くないため、将来の主砲候補も獲得したいところだ。

 そこで1位には、今年の高校No.1投手・奥川を推したい。常時140キロ後半の速球に、鋭い変化球をコースに決められる制球力、試合終盤でも150キロを叩き出せるスタミナはピカイチだ。即戦力としての期待も高いが、1年目はじっくり鍛え、終盤にデビューという形が理想的だろう。将来の主砲候補には、5季連続甲子園に出場した黒川。甲子園の左翼席に流して放り込める柔軟な打撃は魅力的だ。即戦力候補としてピックアップしたのは、大商大の大西。最速148キロの速球に、高い奪三振能力を持つ関西六大学野球連盟屈指の右腕だ。