■伊達政宗が築いた青葉城跡にある「仙台市博物館」で、企画展「やっぱり絵図がすき!―博物館で旅する仙台藩と城下町―」開催!

 東北地方最大を誇る都市、宮城県仙台市。その歴史的みどころといえば、まずは何といっても青葉城(仙台城)だろう。

仙台城の象徴・伊達政宗騎馬像(撮影:上永哲矢)

 伊達政宗に始まる仙台藩62万石の本拠地として栄えた仙台市の象徴。本丸から三の丸まで広がる巨大な城跡は市民の憩いの場であり、また連日たくさんの観光客が詰めかける。

 もともと天守閣は築かれず、櫓や門といった建造物は仙台空襲で焼けてしまったが、城跡には高く積まれた石垣が大量に残っていて見応え充分。そして「伊達政宗公騎馬像」が街を見下ろす本丸跡は、絶好のフォトスポットとして有名だ。

 さて、そんな仙台城の三の丸跡、堀と土塁に囲まれた曲輪に建っているのが「仙台市博物館」。仙台伊達家から寄贈された資料群(伊達家寄贈文化財)の保管・展示・研究のため、昭和36年(1961年)にオープンしたミュージアムである。

三の丸跡に建つ仙台市博物館

 同館の所蔵物でとくに有名なのが伊達政宗所用の「黒漆五枚胴具足」だ。漆黒のよろい、兜の弦月形をした前立がいかにも「伊達者」の政宗らしく、戦国時代ファンにすっかりおなじみ。

甲冑ファンにはたまらない伊達政宗所用「黒漆五枚胴具足」※現在は複製を展示

 そのほかにも、ユネスコ記憶遺産に登録された「支倉常長像」等3点を含む国宝慶長遣欧使節関係資料を所蔵。ほかにも仙台伊達家からの寄贈資料を中心に、歴史・文化・美術工芸資料など約9万7千点を収蔵。常設展示は季節ごとに展示替えを行い、随時約1000点を展示している。