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大名・久喜氏の面影を追う③三田界隈(3)心月院その参

季節と時節でつづる戦国おりおり第373回

 最後は三田藩九鬼家初代、久隆さんのお墓です。

 

 久隆さんは慶安2年(1649)1月20日にこの三田で世を去っていますが、享年32歳というのは若いです。心月院の高みからは直線距離で500mほどしか離れていませんから、自分亡き後、わずか数え3歳で跡を継いだ長男・隆昌さんを見守ったことでしょう。

 最後は、その隆昌さんのお墓です。

 

 この隆昌さんは父の久隆さんよりさらに若く、23歳で亡くなっています。男子がなかったため、娘婿として鳥取藩主・池田光仲の子、千之助が継ぎました。九鬼家の男系嫡流はここで途絶えたことになります。

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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