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スクラムとラインアウトを制するものはラグビーを制す。

「ラグビーのオモロイ観方」第5回

今年はW杯日本開催もあるし、何かと気になるラグビー。でも観方がいまひとつわからない!そんなあなたにおくる連載企画。前回W杯南アフリカ戦を観てラグビーにプチハマりしたものの、その後が続かず。もう一度しっかりラグビーを知りたいというライター福田のもとに元日本代表・大西将太郎先生があらわれた――。今回は「セットプレー」について学ぶ。

 ■  スクラムは意地と意地のぶつかり合い

連載「ラグビーのオモロイ観方」第5回〉〈第4回

福田 前々回のポジションの話のとき、「セットプレーに参加するのがFW、セットプレーに参加しないのがBK」だと学びました。今回はその“セットプレー”とはそもそも何か教えてください!

大西 ラグビーのセットプレーはスクラムとラインアウトの2種類あります。どちらもゲームを再開するための方法で、一番似ているのは、サッカーのフリーキックやコーナーキックでしょうか。ざっくりと、スクラムは「ハンドリングエラー」※1、ラインアウトは「ボールがタッチラインから出た後」に行なわれるプレー、ととらえましょう。

福田 なるほど。じゃあ、まずはスクラムからお願いします!

大西 わかりました。あらためて、スクラムとはどういうプレーかといえば、スクラムの真ん中に投げ込まれたボールを巡って、両チームのFW全員がひとつになって押し合う、8人対8人の力比べ。攻撃側はスクラムを押すことで、反則を誘うことができたり、デフェンスラインを下げることができる。守備側は反対にうまく押し切れば、ボールを奪うこともできる。

福田 なるほど、その押し合いに注目してみます。

大西 スクラムって、一見地味です。でもそこでの「ひと押し」がその後のプレーに大きく影響を与えるんです。ぜひ目をこらして見てください。

2015年W杯での躍進も、スクラムの健闘があってこそだった。写真:アフロ
次のページ高さだけでなく、サインプレーも重要なラインアウト

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大西 将太郎

おおにし しょうたろう

ラグビー元日本代表、解説者。

地元東大阪市の布施ラグビースクールでラグビーを始め、啓光学園高3年で全国高校大会準優勝。高校日本代表では主将を務め、スコットランド遠征全勝の快挙を達成。ジャパンラグビートップリーグ(リーグ戦)は通算143試合に出場。2007~08シーズンは「ベスト15」、「得点王」、「ベストキッカー賞」の三冠に輝く。日本代表には同志社大4年時(2000年)に初選出、以降、2008年のサモア戦まで通算33キャップ(試合)に出場。2007年ワールドカップフランス大会のカナダ戦では終了直前に同点ゴールを決め、12-12と引き分けながらも日本代表のワールドカップ連敗記録を13で止めた。 2016年現役引退。現在はJSPORTSやWOWOWのラグビー解説者として、また2019年ラグビーワールドカップの認知活動および、ラグビーの普及活動のため全国をまわっている。


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