【ラグビーのポジションも多すぎる件。それぞれ「キャラ」をザックリ教えてや。】 | BEST T!MESコラム

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ラグビーのポジションも多すぎる件。それぞれ「キャラ」をザックリ教えてや。

「ラグビーのオモロイ観方」第3回

今年はW杯日本開催もあるし、何かと気になるラグビー。でも観方がいまひとつわからない!そんなあなたにおくる連載企画。前回W杯南アフリカ戦を観てラグビーにプチハマりしたものの、その後が続かず。もう一度しっかりラグビーを知りたいというライター福田のもとに先生があらわれた――。今回はポジション編。

 ■強靭な肉体&パワーが求められるFW(フォワード)

連載「ラグビーのオモロイ観方」第3回〉〈第1回第2回

福田 ルールの次に、試合を見てもよくわからないのは、ポジションのことなんです。スクラムを組む、キックを蹴る、トライを目指して突っ走るなど、何となく役割分担されているのは、わかるんですが。まずポジションについて、基本的なことから教えてください!

 

大西 わかりました。まずはメンバー15人のうち、前陣8人がFW(フォワード)、後陣7人がBK(バックス)と呼ばれ、大きく2つに分けられます。 福田 サッカーだとFWが「攻撃」、DF(ディフェンダー)が「守備」と役割分担されていますけど、ラグビーも同じイメージと考えていいですか? FWが攻撃で、BKが守備的な。

 

大西 ラグビーは全員が攻撃にも守備にも参加するので、サッカーの分類とは少し違いますね。FWの主な仕事は、スクラムやラインアウト※1などのセットプレーに加わり、ボールを奪ったりプレッシャーをかけること。一方のBKは、FWが確保したボールを攻撃に結びつけてトライ(得点)に持っていくのが仕事です。

 

福田 大雑把に分けると、セットプレーに参加するのがFWで、セットプレーに参加しないのがBKということですか?

 

大西 そうですね。それが明確な違いです。さらに、FWは大別すると3種類、BKは5種類のポジションにわかれ、全部で8個。それぞれの理解の仕方ですが、ここでは、スクラムなどセットプレーのときの配置に従って“列”として捉えるとわかりやすいでしょう。

福田 えっ、8 個でいいんですね? 15人いるから15個覚えないといけないかと戦々恐々でした。では、早速解説お願いします!

 

大西 FWから順番にいきますね。1列目の背番号1番、3番の選手はPR(プロップ)、2番の選手はHO(フッカー)といいます。この3人は最前列でスクラムを組む役割を担い、特に左右のPRは身体の大きさ、パワーが求められ、HOはスクラムの動きをコントロールする技術が必要になります

 

福田 まさに防波堤のような存在ですね。ここが崩れると、ボールの支配権は相手に握られっぱなしみたいな。

 

大西 そう、地味だけど大事なポジションですよ。プロップという英単語の意味は「支柱」です。「防波堤」もいいですね! 続いて2列目の背番号4番、5番はLO(ロック)というポジション。キックオフ※2やラインアウトの際、ボールをキャッチするという役目を担い、長身の選手でなければなりません。また巨体を活かした突進でチーム全体の士気を鼓舞するといったプレイも、LOの選手の特徴です。

 

福田 確かに観ていて、ガタイのいい選手が相手のタックルもお構いなしに猪突猛進するシーンは、興奮しますね!

 

大西 3列目の背番号6番、7番はFL(フランカー)というポジションで、積極的にタックルを仕掛けて、相手チームのボールを奪うことが大きな役目。パワーとスピード両方兼ね備えている選手が必要とされます。現在日本代表のキャプテン、リーチ・マイケル選手がこのポジションです。

福田 おお。リーチ選手!日本代表のキャプテンでしたよね。こないだ見たイングランド戦でもすごいプレーしてたな~。

 

大西 ちなみに「フランカー」のもとの英語「フランク」は翼という意味。チームに勢いを与えるリーチ選手のプレーぶりと重なりませんか?

フォワードの選手の突進は迫力満点!どりゃ―

 同じく3列目の背番号8番はNO8(ナンバーエイト)というポジション。タックル、突進、BKとの連携プレイ…あらゆるプレーが求められ、総合的な能力が必要とされます。スクラムでは最後尾に位置し、前7人のFWをまとめて指示も出さなかればなりません。

 

福田 なるほど。NO8は、ちょっと古いけどサッカーの中田英寿的な、なんでもできるプレイヤーということか。ここまでの話をまとめると、FWは「身体が大きくて、パワーのある選手が多い」ということで大丈夫でしょうか。

 

大西 はい、まずはシンプルにそう捉えてみましょう。

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大西 将太郎

おおにし しょうたろう

ラグビー元日本代表、解説者。

地元東大阪市の布施ラグビースクールでラグビーを始め、啓光学園高3年で全国高校大会準優勝。高校日本代表では主将を務め、スコットランド遠征全勝の快挙を達成。ジャパンラグビートップリーグ(リーグ戦)は通算143試合に出場。2007~08シーズンは「ベスト15」、「得点王」、「ベストキッカー賞」の三冠に輝く。日本代表には同志社大4年時(2000年)に初選出、以降、2008年のサモア戦まで通算33キャップ(試合)に出場。2007年ワールドカップフランス大会のカナダ戦では終了直前に同点ゴールを決め、12-12と引き分けながらも日本代表のワールドカップ連敗記録を13で止めた。 2016年現役引退。現在はJSPORTSやWOWOWのラグビー解説者として、また2019年ラグビーワールドカップの認知活動および、ラグビーの普及活動のため全国をまわっている。


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