【脳梗塞】出版局長 17日間の急性期病院を退院しリハビリテーション病院へ……真夜中でも漏らす前にナースコール!【真柄弘継】連載第2回 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【脳梗塞】出版局長 17日間の急性期病院を退院しリハビリテーション病院へ……真夜中でも漏らす前にナースコール!【真柄弘継】連載第2回

【新連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ日記」163日間〈第2回〉


「まさかオレが!? 脳梗塞に!」ある日突然人生が一変。衝撃の事態に見舞われ仕事現場も大混乱!現役出版局長が綴った「半身不随から社会復帰するまでのリアル奮闘日記」。連載配信前から出版界ですでに話題に!だって名物営業マンですから!

誰もが発症の可能性がである「脳卒中」。実際に経験したものでないと分からない〝過酷な現実と絶望〟。将来の不安を抱えながらも、立ち直るべくスタートした地獄のリハビリ生活を、持ち前の陽気さと前向きな性格でもって日々実直に書き留めていったのが、このユーモラスな実録体験記である

リハビリで復活するまでの様子だけでなく、共に過ごしたセラピストや介護士たちとの交流、社会が抱える医療制度の問題、著者自身の生い立ちや仕事への関わり方まで。 克明に記された出来事の数々は、もしやそれって「明日は我が身!?」との声も!?  笑いあり涙ありの怒涛のリハビリ日記を連載で公開していく。

第2回は「17日間の急性期病院を退院しリハビリテーション病院へ。真夜中に漏らす前にナースコール!」

50代働き盛りのオッサンは必読! 出版局長〜〜!明日はどっちだ!?


リハビリテーション病院の介護士さん(写真:PIXTA)

 

第2回

17日間の急性期病院を退院しリハビリテーション病院へ。真夜中でも漏らす前にナースコール!

 

◆小は多い日だと15~6回。動けない体では頻繁ゆえに難儀

 

■6月24日火曜日午後~7月8日火曜日

急性期病院を17日で退院。

その日の午後にはリハビリテーション病院へと転院した。

介護タクシーを降りてから病室へ直行。

そこで車椅子を乗り換えたら、主治医のY先生始め、看護師長Nさん、担当の看護師Tさん、作業療法士A塚さん、理学療法士O本さん、言語聴覚療法士Mさん、ソーシャル相談員のHさんと、各担当者さんたちに囲まれ、この病院のリハビリの時に着るゆったりした服に着替えた。

右半身麻痺の患者だけに、みなさん手助けしてくれようとするのを、自分でしますと断る。

左手を駆使して自ら着替えると、器用ですねと感心された。

その後、主治医のY先生から

「真柄さん、あなたの症状はかなり重いです。リハビリで麻痺した右半身が動くようになるとは確約出来ないことを先にお伝えしますね」

と宣告をされた。

もしかしたら私は死ぬまで半身不随の寝たきりになってしまうのだろうか。

そんな厳しい現実を突きつけられた後に、治療やリハビリについて説明を受け、病院でのルールなどを聞いて終わりとなった。

コロナ禍以降、入院する患者は個室に72時間隔離。

経済的なことを考え大部屋を希望していたが、思わぬ形で個室での生活が始まった。

72時間は食事もリハビリも個室で行う。

時間になったら食事は介護士さんが運んできて、リハビリはその時間の担当者さんが訪れるのであった。

トイレに行きたくなったらナースコールをして来てくれた介護士さんにズボンを脱がしてもらう。

終わったらナースコールで呼んでズボンを履かせてもらう。

 

追記)こんな生活が翌月の8日まで続いた。

 

病気のせいか小用の回数が増え、1日12~3回は用を足していた。

大は急性期病院の頃から朝御飯を食べた後に1回で済んでいた。

小は多い日だと15~6回の時もあり、真夜中でも漏らす前にナースコール。

個室はトイレが付いているので切迫したことはなくて良かった。

個室では電話もできたから、頻繁に会社や友人たちに電話をしていた。

すでに朝の自主トレらしきものも始めていた。

4人部屋だったら他の患者さんたちに迷惑をかける訳にはいかない。

妻に保険で支給される金額など聞いて、相談して個室での療養を継続することにした。

そんな訳で72時間経過するのを待たずして、退院まで個室でのリハビリ生活が始まったのである。

次のページ女郎が日がな一日部屋で客が来るのを待っているかのような気分

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高市早苗著『アメリカ大統領の権力のすべて』

 

★初の女性新首相・高市早苗「政治家の原点」がここにある★

アメリカ大統領の権力のすべて』待望の新装重版

 

民主主義国家の政治をいかに動かし統治すべきか?

◎トランプ大統領と渡り合う対米外交術の極意とは?

★政治家・高市早苗が政治家を志した原点がここにある!

 

「日本は、国論分裂のままにいたずらに時間を食い、国家意志の決定と表明のタイミングの悪さや宣伝下手が災いし、結果的には世界トップ級の経済的貢献をし、汗も流したにもかかわらず、名誉を失うこととなった。

 納税者としては政治の要領の悪さがもどかしく悔しいかぎりである。

 私は「国力」というものの要件は経済力」、「軍事力」、そして「政治力」だと考えるが、これらの全てを備えた国家は、現在どこにも存在しない。

 (中略)

 そして日本では、疑いもなく政治力」がこれからのテーマである。

 「日本の政治に足りないものはなんだろう?」情報収集力? 国会の合議能力? 内閣の利害調整能力?  首相のメディア・アピール能力?  国民の権利を保証するマトモな選挙?  国民の参政意識やそれを育む教育制度?

 課題は随分ありそうだが、改革の糸口を探る上で、アメリカの政治システムはかなり参考になりそうだ。アメリカの政治にも問題は山とあるが、こと民主主義のプロセスについては、我々が謙虚に学ぶべき点が多いと思っている。

 (中略)

 本書では、行政府であるホワイトハウスにスポットを当てて同じテーマを追及した。「世界一強い男」が作られていく課程である大統領選挙の様子を描写することによって、大統領になりたい男や大統領になれた男たちの人間としての顔やフッーの国民が寄ってたかって国家の頂点に押し上げていく様をお伝えできるものになったと思う。 I hope you enjoy my book.」

(「はじめに」より抜粋)

 

◉大前研一氏、推薦!!

 「アメリカの大統領は単に米国の最高権力者であるばかりか、世界を支配する帝王となった。本書は、連邦議会立法調査官としてアメリカ政治の現場に接してきた高市さんが、その実態をわかりやすく解説している。」

 

ALL ABOUT THE U.S. PRESIDENTIAL POWER

How much do you know about the worlds’s most powerful person―the President of the United States of America? This is the way how he wins the Presidential election, and how he rules the White House, his mother country, and the World.

<著者略歴>

高市早苗(たかいち・さなえ)

1961年生まれ、奈良県出身。神戸大学経営学部卒業後、財団法人松下政経塾政治コース5年を修了。87年〜89年の間、パット•シュローダー連邦下院議員のもとで連邦議会立法調査官として働く。帰国後、亜細亜大学・日本経済短期大学専任教員に就任。テレビキャスター、政治評論家としても活躍。93年、第40回衆議院議員総選挙奈良県全県区から無所属で出馬し、初当選。96年に自由民主党に入党。2006年第1次安倍内閣で初入閣を果たす。12年、自由民主党政務調査会長女性として初めて就任。その後、自民党政権下で総務大臣、経済安全保障大臣を経験。2025年10月4日、自民党総裁選立候補3度目にして第29代自由民主党総裁になる。本書は1992年刊行『アメリカ大統領の権力のすべて』を新装重版したものである。

 

 

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真柄弘継

まがら ひろつぐ

現役出版局長

1966年丙午(ひのえうま)126日生まれ。

1988年(昭和63)に昭和最後の新卒として出版社に勤める。

以来、5つの出版社で販売、販売促進、編集、製作、広告の職務に従事して現在に至る。

出版一筋37年。業界の集まりでは様々な問題提起を行っている。

中でも書店問題では、町の本屋さんを守るため雑誌やネットなどのメディアで、いかにして紙の本の読者を増やすのか発信している。

 

2025年68日に脳梗塞を発症して半身不随の寝たきりとなる。

急性期病院16日間、回復期病院147日間、過酷なリハビリと自主トレーニング(103キロの体重が73キロに減量)で歩けるまで回復する。

入院期間の163日間はセラピスト、介護士、看護師、入院患者たちとの交流を日記に書き留めてきた。

自分自身が身体障害者となったことで、年間196万人の脳卒中患者たちや、その家族に向けてリハビリテーション病院の存在意義とリハビリの重要性を日記に書き記す。

また「転ばぬ先の杖」として、健康に過ごしている人たちへも、予防の大切さといざ脳卒中を発症した際の対処法を、リアルなリハビリの現場から当事者として警鐘を鳴らしている。

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