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元増位山(76)に訃報。初の親子大関、相撲協会退職後は歌手に転身していた

▲自身の曲「酒みれん」の発売記念イベントで、オリジナルカクテル作りに挑戦した際の元・増位山(2017年撮影)

 

 大相撲の元大関2代目・増位山で、歌手としても活躍した沢田昇(さわだ・のぼる)さんが死去したことが17日、分かった。 76歳だった。

 体調を崩し、療養していた。戦後に活躍した初代増位山の長男として東京都で生まれ、父が師匠だった三保ケ関部屋に入門。

 1967年初場所で同部屋の北の湖(元横綱、故人)と共に初土俵を踏んだ。

 70年春場所で新入幕、73年初場所には新三役。

 80年初場所後に大関昇進を果たし、『史上初の親子大関』として話題を呼んだ。

 柔軟な足腰を生かした多彩な技を武器に、内掛けなどの足技も得意で技能賞を5回獲得。

 81年春場所限りで現役を引退し、84年に三保ケ関部屋を継承。

 小結浜ノ嶋(現尾上親方)らを育てた。美声には定評があり、現役だった72年に歌手としてデビュー。

 77年にリリースした「そんな女のひとりごと」は100万枚を超える売り上げを記録した。2013年に相撲協会を定年退職してからは、本格的な歌手活動を行なっていた。 

文:BEST T!MES編集部

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