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“冬場に起こりやすい事故”の 「予防・手当」を啓発

~窒息・ヒートショック・やけどなど、インタビュー・実技撮影・監修にお応えします~

これから迎える本格的な冬。忘年会や新年会などの行事も多く体調管理が難しい時期を迎えます。
日本赤十字社(本社:東京都港区、社長:清家篤、以下「日赤」)は、けがや病気を防ぎ、万一の際に正しい手当ができるよう、全国で一般市民向けの講習会を実施しています。
講習会の指導を行う職員(専門職を含む有資格者)やボランティアが多数在籍しておりますので、コメント提供やインタビュー(オンライン可)・実技の実演、監修などのご協力が可能です。
記事の執筆や番組の制作にあたり、ご協力できることがございましたらご用命ください。
※以下には、例として3つの症状についてご紹介しています。

窒息(気道閉塞)/喉に餅を詰まらせたら

症状
完全にのどに物が詰まると声が出なくなります。
顔が真っ青になったり、けいれんを起こしたり、意識がなくなることもあります。
背景
餅による高齢者の死亡事故件数は1月、特に三が日に集中しています。※【図1】参照

【図1】餅による高齢者の死亡事故件数(事故発生月)(出典:政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/article/202212/entry-9901.html)

原因
加齢とともに唾液の分泌が少なくなることに加え、のどの反射が鈍くなり、食物などを誤って気道に飲み込んで窒息する事故が多くなります。
また、子どもはのどの働きが未熟なことに加え、呼吸数が多く気道が開いている時間が長くなること、注意力が鈍いことなどから事故が起こりやすいとされています。
窒息のサイン
- 激しい咳が出て、もがき苦しむ
- ゴロゴロ、ヒューヒューなどの音が聞こえる
- 声がでない
- 顔、唇、指先の色が青黒くなる
- 反応が次第に鈍る

予防
- 飲み込みやすい姿勢(少し前かがみの姿勢)を保つ
- 詰まりやすい食品や大きさ、硬さに気を付けて調理する
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 食べ物を口にいれたまましゃべらない
- 食べ始めや、固形物を食べた後は水分を摂取する

手当
- 強い咳をさせる(咳ができない場合119番通報をする)
- 背中(肩甲骨の間)を叩く(背部叩打法)※【図2】参照
- 腹部を突き上げる(腹部突き上げ法) ※【図3】参照
(腹部突き上げ法を行った場合は、異物が除去できたときも速やかに医師の診察を受ける必要があります)
- 反応がなくなった場合は、心肺蘇生を開始する


【図2】背部叩打法(出典:赤十字健康生活支援講習教本)

【図3】腹部突き上げ法(出典:赤十字健康生活支援講習教本)

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