ウッドデザイン賞2025 ライフスタイルデザイン部門2件受賞
株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)は、当社が設計した「御坊市庁舎」「防府市庁舎」の2件がウッドデザイン賞ライフスタイルデザイン部門を受賞したことをお知らせします。
ウッドデザイン賞とは
https://www.wooddesign.jp/about/
木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を、「ウッドデザイン」と定義しています。SDGsやカーボンニュートラルへの取組が必須となっている今、森林や木材の利活用がクローズアップされています。木を活かして、新たな時代の価値をデザインする。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
御坊市庁舎

撮影:プライズ
【建築概要】
名称:御坊市庁舎
所在地:和歌山県御坊市薗350番地2
建築主:御坊市(和歌山県)
設計:株式会社久米設計・前田建設工業株式会社
施工者:前田建設工業株式会社(建築)
株式会社きんでん大阪支店(空調/給排水/電気)
株式会社富士商会(昇降機)
延床面積:約8,083平方メートル
階数:地上6階
構造:RC/一部S
竣工:2023年10月
【設計コンセプト】
津波から市民を守る防災拠点
敷地は御坊市の中心市街地に位置し、海岸から1km程度しか離れていない。ハザードマップによると、南海トラフ巨大地震が発生し30分後には水深30cmの津波が到達し、津波基準水位は3.5mとなっている。市街地で生活する市民の安全を確保することが第一に求められた。対策として、1階はエントランスホールや倉庫、職員のサービススペースとし、2階以上に庁舎機能をまとめている。1階と2階の間に免震層を設ける中間免震構造を採用し、1階は鉄筋コンクリート造、2階以上は鉄骨造、最上階にはホバリングスペースを設け、避難民の救助や救援物資の受け入れに対応する。敷地の中心部に「ごぼう防災デッキ」を設け、屋外階段にて高所へ避難できる計画としている。エントランスホールは当地で語り継がれる「宮古姫物語」をモチーフとして、繊細な色に染められた幾重にも重なる衣を表現し、たおやかな空間づくりを行った。市民に親しまれ、気軽に立ち寄れる防災拠点となる庁舎を目指した。
防府市庁舎

撮影:はなファクトリー
【建築概要】
名称:防府市役所
所在地:山口県防府市寿町7-1
建築主:防府市(山口県)
設計:株式会社巽設計コンサルタント・有限会社和建築設計事務所・株式会社久米設計
施工者:熊谷組・藤本工業・澤田建設・山陽建設工業共同企業体(建築/昇降機)
九電工・三起設備総業・ながと設備共同企業体(空調/給排水)
中電工・大海電機・日生電機共同企業体(電気)
延床面積:約19,778平方メートル (本館・福祉棟)
階数:地上9階
構造:S/RC
竣工:2024年10月
【設計コンセプト】
街の歴史を写し取る開かれた庁舎
建物の全体構成は8階建て市庁舎本館と2階建ての福祉棟からなる。
県の防府総合庁舎機能(防府土木・山口農林水産・防府保健所)が入居することで、市民生活や防災機能連携を強化した全国でも珍しい複合庁舎である。メインエントランスを敷地中央に設けることで、立体駐車場(2027年竣工予定)や既存議会棟への相互移動を最短化した。
律令国家時代に設置された国府からの長い歴史を持つ防府市にあって、天満宮、毛利邸、周防国分寺などの文化財が多く存在することから、勾配大屋根やヒダのような外壁形態で市の歴史性を表現した。
低層階の市民窓口の、南面に張り出す大屋根庇は強い日差しを遮りながら、福祉棟まで連続する室内外の曖昧な大空間を生み出し、様々な人の動きと活動が外からよく見える賑わいの場を作る。吹抜空間を立体的に貫く印象的なライン照明は、防府市の長い歴史的時間軸と希望ある未来の姿を、宙に浮かぶ長い光線(光跡)として象徴的に表現している。最上階には市民開放される多目的利用の会議室や、憩いの場となるラウンジを配する。展望回廊は回遊式の展示ギャラリ―としても利用可能で、街のPRスペースとしても積極的に活用していく。
【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
取締役社長 井上宏
【久米設計Instagram】
https://www.instagram.com/kumesekkei/
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ウッドデザイン賞とは
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木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を、「ウッドデザイン」と定義しています。SDGsやカーボンニュートラルへの取組が必須となっている今、森林や木材の利活用がクローズアップされています。木を活かして、新たな時代の価値をデザインする。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
御坊市庁舎

撮影:プライズ
【建築概要】
名称:御坊市庁舎
所在地:和歌山県御坊市薗350番地2
建築主:御坊市(和歌山県)
設計:株式会社久米設計・前田建設工業株式会社
施工者:前田建設工業株式会社(建築)
株式会社きんでん大阪支店(空調/給排水/電気)
株式会社富士商会(昇降機)
延床面積:約8,083平方メートル
階数:地上6階
構造:RC/一部S
竣工:2023年10月
【設計コンセプト】
津波から市民を守る防災拠点
敷地は御坊市の中心市街地に位置し、海岸から1km程度しか離れていない。ハザードマップによると、南海トラフ巨大地震が発生し30分後には水深30cmの津波が到達し、津波基準水位は3.5mとなっている。市街地で生活する市民の安全を確保することが第一に求められた。対策として、1階はエントランスホールや倉庫、職員のサービススペースとし、2階以上に庁舎機能をまとめている。1階と2階の間に免震層を設ける中間免震構造を採用し、1階は鉄筋コンクリート造、2階以上は鉄骨造、最上階にはホバリングスペースを設け、避難民の救助や救援物資の受け入れに対応する。敷地の中心部に「ごぼう防災デッキ」を設け、屋外階段にて高所へ避難できる計画としている。エントランスホールは当地で語り継がれる「宮古姫物語」をモチーフとして、繊細な色に染められた幾重にも重なる衣を表現し、たおやかな空間づくりを行った。市民に親しまれ、気軽に立ち寄れる防災拠点となる庁舎を目指した。
防府市庁舎

撮影:はなファクトリー
【建築概要】
名称:防府市役所
所在地:山口県防府市寿町7-1
建築主:防府市(山口県)
設計:株式会社巽設計コンサルタント・有限会社和建築設計事務所・株式会社久米設計
施工者:熊谷組・藤本工業・澤田建設・山陽建設工業共同企業体(建築/昇降機)
九電工・三起設備総業・ながと設備共同企業体(空調/給排水)
中電工・大海電機・日生電機共同企業体(電気)
延床面積:約19,778平方メートル (本館・福祉棟)
階数:地上9階
構造:S/RC
竣工:2024年10月
【設計コンセプト】
街の歴史を写し取る開かれた庁舎
建物の全体構成は8階建て市庁舎本館と2階建ての福祉棟からなる。
県の防府総合庁舎機能(防府土木・山口農林水産・防府保健所)が入居することで、市民生活や防災機能連携を強化した全国でも珍しい複合庁舎である。メインエントランスを敷地中央に設けることで、立体駐車場(2027年竣工予定)や既存議会棟への相互移動を最短化した。
律令国家時代に設置された国府からの長い歴史を持つ防府市にあって、天満宮、毛利邸、周防国分寺などの文化財が多く存在することから、勾配大屋根やヒダのような外壁形態で市の歴史性を表現した。
低層階の市民窓口の、南面に張り出す大屋根庇は強い日差しを遮りながら、福祉棟まで連続する室内外の曖昧な大空間を生み出し、様々な人の動きと活動が外からよく見える賑わいの場を作る。吹抜空間を立体的に貫く印象的なライン照明は、防府市の長い歴史的時間軸と希望ある未来の姿を、宙に浮かぶ長い光線(光跡)として象徴的に表現している。最上階には市民開放される多目的利用の会議室や、憩いの場となるラウンジを配する。展望回廊は回遊式の展示ギャラリ―としても利用可能で、街のPRスペースとしても積極的に活用していく。
【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
取締役社長 井上宏
【久米設計Instagram】
https://www.instagram.com/kumesekkei/
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