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大阪・関西万博で“障がい・感覚過敏のある方にやさしいBOX型センサリールーム”を展示7日間で5,727名が体験!

インクルTech(インクルテック)(※1)で社会課題に挑む株式会社Lean on Me(本社:大阪府高槻市、代表取締役:志村駿介 以下「リーンオンミー」)は、2025年6月3日(月)~6月9日(日)に開催された大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジゾーン」にて、“障がいのある方にやさしいBOX型センサリールーム”をパナソニックとの共創で展示しました。 この7日間で、延べ5,727名の来場者が体験し、多くの反響をいただきました
※1:インクルTechとは、インクルージョン(Inclusion)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、SDGsに関心が高まる今、ソーシャルな課題の中でも、多様性の包摂を実現するテクノロジーを意味しております。






■「センサリールーム」が切り拓く新たな安心の場
「センサリールーム」とは、心地よい光と音によって五感を程よく刺激し、利用者がリラックスしたり気持ちを落ち着かせたりできる空間です。オランダ発祥で、欧州では保育園やオフィスにも普及。日本国内でも空港やスポーツ施設への導入が進んでいます。

本展示は、「たたみ一畳」ほどのコンパクトな組み立て式ユニット(奥行105 cm × 長さ190 cm × 高さ210 cm)で、消防法にも対応。屋内のコンセントだけで設置可能です。また、キャスター付きで移動も容易です。

さらに、ボタンひとつで起動できる簡単操作により、「疲れたとき」「ひとりになりたいとき」などに、自分のタイミングで安心空間に入れる仕組みをアピール。利用者の「自分で選ぶ」を尊重した設計として、多くの方に関心を持っていただきました。





■開発の背景──現場の声と共に歩んだ「安心」のかたち
このプロジェクトは、パナソニック エレクトリックワークス社とReGACY Innovation Groupが主催するアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」にて始動。Lean on Meは、本プログラムの採択スタートアップとして、開発パートナーに選ばれました。

「電車のホームや街の喧騒で混乱した本人が落ち着ける場所は、バリアフリートイレしかなかった──」
障がい福祉支援者としての経験をもつ代表の志村は、そう語ります。
当時、重度の自閉スペクトラム症(ASD)のある方と外出した際、過剰な音や光、雑踏により本人が不安定になった場面にたびたび直面してきました。しかし公共空間には、安心してひと息つける場所がなかった。結果、誰かが使いたい“トイレ”を、「なんとかその場をしのぐ避難場所」として使うしかなかったのです。
この原体験が、BOX型センサリールームという新しい選択肢を生み出すきっかけとなりました。



想定している利用場面イメージ※御本人に撮影協力いただきました


ASDのある方の約9割は、光や音といった刺激に強く反応する感覚過敏の傾向があるとされています。
日常生活においても、蛍光灯の光、音の反響、人混みといった刺激が強すぎてストレスを感じやすく、社会参加の障壁となってしまうことあります。
この課題に対して「自分で選んで、静かな場所に避難できる」という体験を社会に組み込む──その一歩として、このBOX型センサリールームが開発されました。

■来場者の声
会場では実際にBOXを体験した方々から、「人が多い会場内でも、BOX内では不思議と落ち着いた気持ちになれた」「BOX内の光の演出が綺麗で癒やされた」「短い体験時間でも十分効果を感じた」など、嬉しい声が寄せられました。
ブースにはASD当事者やご家族、支援者、教育関係者、企業・行政関係者などが訪れ、実際に内部に入り、照明・音響・空間構成に触れながら、「こういう空間がもっと広がれば」といった声が寄せられました。



■今後の展開
現時点では販売は開始しておらず、今後はまず障がい福祉施設や特別支援学校を中心とした展開を進めていく方針です。

すでに愛媛県内の特別支援学校および福祉施設での実証実験を行っており、今後はその成果を踏まえた横展開(地域・分野の拡大)を予定しています。
実際の支援現場でのフィードバックを丁寧に拾いながら、必要な機能を磨き上げた上で、将来的にはショッピングモールやテーマパーク、公共交通機関など、一般向け施設への導入も視野に入れています。
■インクルTechで目指す、誰もが安心できる未来を
代表の志村の「弟との経験から社会に安心できる場所があれば」との思いを核に、今回のセンサリールーム展示は“テクノロジーで包摂を実現する社会”への第一歩。Lean on Meは、センサリールームを通じて「障がいのある方が安心して行動できる未来」を、一歩ずつ形にしてまいります。

■スペシャル ラーニングについて
障がい福祉サービスに従事される職員様、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の従業員様、障がいのあるお客様の対応をされる従業員様を対象とする、オンライン研修サービスです。知的、発達、精神障がいのある方と接する上での知識を、動画で学ぶことができます。自閉症協会会長や元厚生労働省の虐待防止専門官、国の研究機関の責任者らとコンテンツを制作。日常の支援でつまずいた時、自分が必要とする知識(コンテンツ)を自ら選択して学ぶ(視聴する)ことで、障がいのある方への不適切な対応を事前に防止できるサポートツールです。




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■当社の合理的配慮のスマートソリューションについて
2024年4月から法的義務※となった障がいのある方への合理的配慮の提供において、対応するためのソリューションを提供します。国内において、身体障がいのある方へのバリアフリー対応に取り組む企業は多く世界的に見ても最先端を進んでいると思います。しかし、見た目ではわかりづらい障がいである、「知的障がい、発達障がい、精神障がい」のある方々への理解とサポートの重要性については再考する必要があります。リーンオンミーでは、障がいのあるお客様への情報発信や接客方法を構築するお手伝いができますので、お気軽にお問い合わせください。
※障害者差別解消法の改正による合理的配慮の提供の義務化
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■当社の企業や団体向けサービスについて(SLfb)
さまざまな業種の企業や法人におけるインクルーシブ雇用をはじめ、多様性をいかせるインクルーシブな企業文化・組織づくりのためのオンライントレーニングなどを提供しています。お気軽にお問い合わせください。



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■採用情報
リーンオンミーでは現在、一緒に働く仲間を募集しています。
障がい福祉の分野でグローバルを見据えてチャレンジしたい方はぜひご応募ください!
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また、すぐに転職は考えていないけど、リーンオンミーに興味があるという方には、社会人インターンを募集していますので、そちらがおすすめです!
リーンオンミーの取り組みに興味のある方は、社長直下のプロジェクトなどに副業で関われるビジネス留学をご利用ください。
※当社のプライバシーポリシーに同意の上、ご応募ください。
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■株式会社Lean on Me
所在地:〒569-0803 大阪府高槻市高槻町11-7-217(本社)
    〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号 新中島ビル8階GH(大阪支社)
TEL:072-648-4438
設立:2014年4月1日
資本金:3億1,380万円(準備金を含む)
代表者:代表取締役 志村 駿介
URL: https://leanonme.co.jp
事業内容:障がいのある方への理解を深めるeラーニング「スペシャル ラーニング」
     インクルーシブ雇用のためのeラーニング「スペシャルラーニングfor business」
     職員によりそった、障がい福祉特化型シフト作成ツール「スペシャル シフト」
     知的障がい特化型認定資格「知的障がい支援士」

■メディア掲載・出演実績(一部) 
【TV】TOKIOテラス~MBS(2022年5月22日)
https://www.mbs.jp/TOKIO_terrace/company/leanonme.shtml
【TV】Fresh Faces ~アタラシイヒト~BS朝日(2021年7月24日)
https://www.bs-asahi.co.jp/fresh-faces/lineup/prg_325/
【Web】日経ビジネス「1分でわかる「起業家たち」のリンカク」(2021年5月7日)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00073/042800084/
【TV】25歳~情熱の原点~テレビ朝日(2022年6月1日)
【新聞】
日本経済新聞(朝刊)@EDGE(2021年6月2日)、日本経済新聞(2021年4月6日)、日本経済新聞@きらり感彩人(2023年5月7日)、共同通信@時の人(2023年冬、各地方紙に配信)、ほか

■受賞歴(一部)
令和5年度 バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者 内閣府特命担当大臣表彰優良賞 受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000038466.html
~ 障がいがある人もない人も、共に楽しめる万博へ!~
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会とアドバイザリー契約を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000038466.html
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