組込み向けプロセッサAMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズを搭載した3モデルを発表
コンピュータ オン モジュール「SOM-6873」、マザーボード「AIMB-2210」、エッジAIシステム「AIR-410」
アドバンテック株式会社(東京都台東区、代表取締役社長 吉永和良)は、最新の組込み向けプロセッサ AMD Ryzan(TM) Embedded 8000シリーズを搭載したコンピュータ オン モジュール「SOM-6873」、Mini-ITXマザーボード「AIMB-2210」、エッジAIシステム「AIR-410」の3製品を発表します。
なお日本市場への投入は、「SOM-6873」と「AIMB-2210」が2025年Q2、「AIR-410」は2025年Q3を目指しています。
▶ Advantech Co., Ltd - 発表資料 >> プレスリリース(英文)
※以下、本プレスリリースの翻訳となります


Advantech Co., Ltd (台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、最新のAMD Ryzen Embedded 8000シリーズを搭載した3つのエッジAIソリューションを発表します。「SOM-6873」(COM-Express(R) R3.1 Compact)、「AIMB-2210」(Mini-ITXマザーボード)、「AIR-410」(エッジAIシステム)は、AMD初となるNPU(ニューラル プロセッシング ユニット)を統合した組込み向けプロセッサを採用し、優れたAIパフォーマンスを提供します。
AI推論の効率と精度を高めるために最適化されたNPUのアーキテクチャは、従来のCPUとGPUの拡張と合わせ、最大39TOPSの性能を実現します。さらに、デュアルチャネルDDR5メモリとPCIe Gen4をサポートし、柔軟なTDPオプションとサーマルソリューションで演算能力を最大限に引き出します。
また、AMD Ryzen(TM) AIソフトウェアを統合した「Advantech Edge AI SDK」など、弊社独自の付加価値サービスにより、容易にモデルの移植ができることから、製造業や自動車業界、オートメーションにおけるマシンビジョン、都市型エンターテインメントシステムの管理や双方向サービス、超音波診断装置などのヘルスケア機器などの様々な業界のアプリケーションに最適なソリューションです。
AMD 社のEmbedded Business Group, Corporate vice president Yousef Khalilollahi氏は、以下のように述べています。
「AMD Ryzen Embedded 8000シリーズを搭載した「SOM-6873」、「AIMB-2210」、「AIR-410」は、エッジAIコンピューティングの新時代を切り開くものであり、NPUを統合した標準的なCOM Expressや産業用向けマザーボードを活用することで、ヘルスケア、産業オートメーション、スマートシティなどの業界全体でシームレスなAIトランスフォーメーションを実現します。」
■統合されたAIエンジンで、推論性能とアプリケーションの業務効率が向上
AMD Ryzen Embedded 8000シリーズのアーキテクチャは、最大8コア、TDP 15W~54Wです。「SOM-6873」、「AIMB-2210」、「AIR-410」は、このアーキテクチャを活用することで、AMD Ryzen Embedded V2000シリーズと比較し、CPUおよびGPU性能が最大1.6倍向上します。またAI処理性能は最大39TOPSを実現し、マシンビジョン、セルフサービス、医療、エンターテインメント・アプリケーション向けに、1.79倍のAI性能(Yolov8)と優れたAI推論を提供します。
■高度な設計による多彩な標準フォームファクターがエッジインテリジェンスを加速
高精度なAI処理を必要とするアプリケーション用途に設計された「SOM-6873」 COM Express コンパクト Type-6モジュールは、最大96GB DDR5-5600のデュアルチャネルメモリ、最大20のPCIe Gen4レーン、4つのSATA 3.0を搭載し、60℃までスロットリングを防止する効率的なQFCS熱設計に対応しています。お客様がシステム全体を再設計することなく簡単にアップグレードできるように、拡張性の高いCOMポートだけでなく、医療機器などのアプリケーション開発を迅速に行うために、リファレンスデザインの開発ボードも提供しています。
薄型Mini-ITXマザーボード「AIMB-2210」は、8つのUSBポート、PCIe 4.0 x16スロット、NVMe SSD用、AIモジュール用、ワイヤレスモジュール用に3つのM.2スロットを搭載し、12-24Vのワイド電圧にも対応。設置スペースに制約のあるシステムへの効率的に統合できます。
エッジAIシステム「AIR-410」は、NVIDIA社のグラフィックボード「RTX-6000Ada」と互換性があるだけでなく、高度なコンポーネントをサポートする850W PSUも内蔵しており、パワフルかつコンパクト性を求めるアプリケーションのニーズに応えます。
■ソフトウェアとリモート管理サービスがエッジAIの導入を簡素化
3製品は、Windows 11 LTSCおよびUbuntu LTSCの両方のOSで検証しているだけでなく、独自のソフトウェアでアドバンテックならではの付加価値を提供しています。
- 「Advantech Edge AI SDK」 特集サイト様々なエッジAIアプリケーションの評価・開発・導入を支援するツールセットです。
複数のOS環境をサポートするランタイムSDKであるAMD Ryzen(TM) AIソフトウェアを統合しており、開発者は事前に学習モデルを効率的にエッジデバイスに移植することができます。これにより「AIMB-2210」は、エッジAIの開発環境がすぐに構築できるスタータ・キットを提供し、お客様がアプリケーションの設計に集中できるよう開発を支援します。
- 「DeviceOn」 特集サイト統合型エッジ管理プラットフォームです。様々な環境で稼働しているデバイスを遠隔で監視・制御します。
- 「iManager」高度なデバイスのメンテナンスと制御により、運用効率をさらに高め、最大限の稼働時間を確保します。
- デザインイン・サービス 特集サイト様々なアプリケーションにおいて、シームレスな統合を可能にするため、専門家によるコンサルティング、技術サポート、カスタマイズされたソリューションを提供します。
■製品概要
COM-Express R3.1 Compactモジュール Type-6
型番 : 「SOM-6873」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/TDP 34-45W /16TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR5 (5600MT/s) 最大96GB SO-DIMM
●映像 : LVDS/eDP、3 (DDI (HDMI/DP))で独立した4画面出力
●主なI/O : 最大20(PCIe Gen4 Lanes)、4(SATA 3.0)、2(2.5GE)、 4(USB 3.2 Gen2)、8(USB 2.0)

製品ページ
Mini-ITXマザーボード
型番 : 「AIMB-2210」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/TDP 34-45W /16TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR4 (3200MT/s) 最大96GB UDIMM
●映像 : AMD Radeon RDNA3グラフィックス
最大12 CU、4画面4Kディスプレイ対応
●主なI/O : 1(PCIe x8 Gen4)、3(M.2)、6(COM)、4(USB 3.2 Gen2)、4(USB 2.0)

製品ページ
エッジAIシステム
型番 : 「AIR-410」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/最大54W /39TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR5 (5600MT/s) 最大96GB SO-DIMM
●GPUカード「RTX-6000 Ada」 対応
●映像 : 1(DP)、1(HDMI)
●主なI/O : 3(2.5GbE)、 4(USB 3.2)、2(USB 2.0)、4(COM)、2(8bit GPIO)
●拡張ポート : 2(M.2)、1(PCIe x16)
●Edge AI SDK AI評価用ツールキット対応

製品ページ
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アドバンテック株式会社(東京都台東区、代表取締役社長 吉永和良)は、最新の組込み向けプロセッサ AMD Ryzan(TM) Embedded 8000シリーズを搭載したコンピュータ オン モジュール「SOM-6873」、Mini-ITXマザーボード「AIMB-2210」、エッジAIシステム「AIR-410」の3製品を発表します。
なお日本市場への投入は、「SOM-6873」と「AIMB-2210」が2025年Q2、「AIR-410」は2025年Q3を目指しています。
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Advantech Co., Ltd (台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、最新のAMD Ryzen Embedded 8000シリーズを搭載した3つのエッジAIソリューションを発表します。「SOM-6873」(COM-Express(R) R3.1 Compact)、「AIMB-2210」(Mini-ITXマザーボード)、「AIR-410」(エッジAIシステム)は、AMD初となるNPU(ニューラル プロセッシング ユニット)を統合した組込み向けプロセッサを採用し、優れたAIパフォーマンスを提供します。
AI推論の効率と精度を高めるために最適化されたNPUのアーキテクチャは、従来のCPUとGPUの拡張と合わせ、最大39TOPSの性能を実現します。さらに、デュアルチャネルDDR5メモリとPCIe Gen4をサポートし、柔軟なTDPオプションとサーマルソリューションで演算能力を最大限に引き出します。
また、AMD Ryzen(TM) AIソフトウェアを統合した「Advantech Edge AI SDK」など、弊社独自の付加価値サービスにより、容易にモデルの移植ができることから、製造業や自動車業界、オートメーションにおけるマシンビジョン、都市型エンターテインメントシステムの管理や双方向サービス、超音波診断装置などのヘルスケア機器などの様々な業界のアプリケーションに最適なソリューションです。
AMD 社のEmbedded Business Group, Corporate vice president Yousef Khalilollahi氏は、以下のように述べています。
「AMD Ryzen Embedded 8000シリーズを搭載した「SOM-6873」、「AIMB-2210」、「AIR-410」は、エッジAIコンピューティングの新時代を切り開くものであり、NPUを統合した標準的なCOM Expressや産業用向けマザーボードを活用することで、ヘルスケア、産業オートメーション、スマートシティなどの業界全体でシームレスなAIトランスフォーメーションを実現します。」
■統合されたAIエンジンで、推論性能とアプリケーションの業務効率が向上
AMD Ryzen Embedded 8000シリーズのアーキテクチャは、最大8コア、TDP 15W~54Wです。「SOM-6873」、「AIMB-2210」、「AIR-410」は、このアーキテクチャを活用することで、AMD Ryzen Embedded V2000シリーズと比較し、CPUおよびGPU性能が最大1.6倍向上します。またAI処理性能は最大39TOPSを実現し、マシンビジョン、セルフサービス、医療、エンターテインメント・アプリケーション向けに、1.79倍のAI性能(Yolov8)と優れたAI推論を提供します。
■高度な設計による多彩な標準フォームファクターがエッジインテリジェンスを加速
高精度なAI処理を必要とするアプリケーション用途に設計された「SOM-6873」 COM Express コンパクト Type-6モジュールは、最大96GB DDR5-5600のデュアルチャネルメモリ、最大20のPCIe Gen4レーン、4つのSATA 3.0を搭載し、60℃までスロットリングを防止する効率的なQFCS熱設計に対応しています。お客様がシステム全体を再設計することなく簡単にアップグレードできるように、拡張性の高いCOMポートだけでなく、医療機器などのアプリケーション開発を迅速に行うために、リファレンスデザインの開発ボードも提供しています。
薄型Mini-ITXマザーボード「AIMB-2210」は、8つのUSBポート、PCIe 4.0 x16スロット、NVMe SSD用、AIモジュール用、ワイヤレスモジュール用に3つのM.2スロットを搭載し、12-24Vのワイド電圧にも対応。設置スペースに制約のあるシステムへの効率的に統合できます。
エッジAIシステム「AIR-410」は、NVIDIA社のグラフィックボード「RTX-6000Ada」と互換性があるだけでなく、高度なコンポーネントをサポートする850W PSUも内蔵しており、パワフルかつコンパクト性を求めるアプリケーションのニーズに応えます。
■ソフトウェアとリモート管理サービスがエッジAIの導入を簡素化
3製品は、Windows 11 LTSCおよびUbuntu LTSCの両方のOSで検証しているだけでなく、独自のソフトウェアでアドバンテックならではの付加価値を提供しています。
- 「Advantech Edge AI SDK」 特集サイト様々なエッジAIアプリケーションの評価・開発・導入を支援するツールセットです。
複数のOS環境をサポートするランタイムSDKであるAMD Ryzen(TM) AIソフトウェアを統合しており、開発者は事前に学習モデルを効率的にエッジデバイスに移植することができます。これにより「AIMB-2210」は、エッジAIの開発環境がすぐに構築できるスタータ・キットを提供し、お客様がアプリケーションの設計に集中できるよう開発を支援します。
- 「DeviceOn」 特集サイト統合型エッジ管理プラットフォームです。様々な環境で稼働しているデバイスを遠隔で監視・制御します。
- 「iManager」高度なデバイスのメンテナンスと制御により、運用効率をさらに高め、最大限の稼働時間を確保します。
- デザインイン・サービス 特集サイト様々なアプリケーションにおいて、シームレスな統合を可能にするため、専門家によるコンサルティング、技術サポート、カスタマイズされたソリューションを提供します。
■製品概要
COM-Express R3.1 Compactモジュール Type-6
型番 : 「SOM-6873」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/TDP 34-45W /16TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR5 (5600MT/s) 最大96GB SO-DIMM
●映像 : LVDS/eDP、3 (DDI (HDMI/DP))で独立した4画面出力
●主なI/O : 最大20(PCIe Gen4 Lanes)、4(SATA 3.0)、2(2.5GE)、 4(USB 3.2 Gen2)、8(USB 2.0)

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Mini-ITXマザーボード
型番 : 「AIMB-2210」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/TDP 34-45W /16TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR4 (3200MT/s) 最大96GB UDIMM
●映像 : AMD Radeon RDNA3グラフィックス
最大12 CU、4画面4Kディスプレイ対応
●主なI/O : 1(PCIe x8 Gen4)、3(M.2)、6(COM)、4(USB 3.2 Gen2)、4(USB 2.0)

製品ページ
エッジAIシステム
型番 : 「AIR-410」
●AMD Ryzen(TM) Embedded 8000シリーズ搭載
最大8コア/最大54W /39TOPs (SoC全体で39 TOPs)
●メモリ : DDR5 (5600MT/s) 最大96GB SO-DIMM
●GPUカード「RTX-6000 Ada」 対応
●映像 : 1(DP)、1(HDMI)
●主なI/O : 3(2.5GbE)、 4(USB 3.2)、2(USB 2.0)、4(COM)、2(8bit GPIO)
●拡張ポート : 2(M.2)、1(PCIe x16)
●Edge AI SDK AI評価用ツールキット対応

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