ラグビー日本代表の前にそびえ立つ「世界10強」の壁。
最新世界ランキングから「10強」まとめ。今の勢力図は?
6位 スコットランド
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日本代表が3勝をあげた前回W杯で、唯一苦渋をなめた相手。かつては攻め手が少なく「PGでしか点がとれない」と揶揄されたが、近年展開ラグビーに磨きをかけている。昨年はオーストラリア相手に53点を奪取。アイルランドとともに、W杯予選プールで日本は同組となる。
7位 オーストラリア
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前回W杯では、決勝まで進出したオーストラリア。だが南アフリカ同様、W杯後の調子がよくない。イズラエル・フォラウ(※写真中央)をはじめ、バックスに多くのタレントをそろえるが、上位5か国と比べるとフィジカルに劣る。2014年から指揮をとる、マイケル・チェイカHCも戦い方に行き詰まりを感じているように見える。
8位 フランス
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代名詞だった「シャンパンラグビー」はすっかり鳴りを潜めている。ギー・ノベスHC政権下では、21試合で7勝と絶不調。昨年12月同HCは解任されている。昨年11月のテスマッチで日本と23-23と引き分けてしまったことも引き金となったはずだ。
9位 アルゼンチン
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イギリス文化圏に属さない第三勢力として独自の存在感を放つアルゼンチン。スクラムの強さは特筆。2016年より「スーパーラグビー」にも参入し、着実に強化をすすめている。過去3回のW杯の戦績も3位、ベスト8、4位――。ここから本番に向けてチームを仕上げてくるはずだ。
10位 フィジー
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このランキングの中で異彩を放っているのがフィジー。人口約90万人の島国ながら、小さい頃から楕円球に親しむ土壌があり、ハンドリングスキルが高く、個の力が強い。近年、ニュージーランド人コーチの指導のもと、組織としても戦えるようになってきた。総合力でサモア、トンガといった他の南太平洋諸国を一歩リードしている。
日本代表が超えるべき壁は厚い。11月3日に1位のニュージーランド代表と、11月18日には、4位のイングランド代表とのテストマッチが組まれている。そこでどれだけの戦いが見せられるか。壁にくいこみ、今は倒せずとも、爪あとを残してほしい。
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