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至福の15分。世界の名将が部員数6人の高校ラグビー部に直指導!

2019年ラグビーW杯、準々決勝の地。エディー・ジョーンズが大分を訪問。〈後編〉

■世界の名将と大分との縁が生まれた

 15分程度の短い練習時間でありながらも、前半に教えた基本が、後半での応用編でより実用的な意味を持つ。教師時代に培った、若い世代にものを教えるというプロセスは、ラグビーコーチとしても活かされているのだろう。練習の最後には、先ほどの教室での講義の最後に行っていたように、ラグビー部員たちに質問をして、今日学んだことを確認させる。

 今回のジョーンズ氏の大分訪問企画の為に奔走したのは、大分県国東市出身の、正池有希子さん。ラグビーを通じた人の縁、から生まれた話しだ。「世界的なリーダーが国東市を訪れてくれて、本当に光栄に思います」、とこの企画の成功に笑顔を見せる。

 

 ジョーンズ氏が次に大分にやってくるのは、来年のワールドカップの準々決勝。勿論、予選リーグを突破しなければならないが、大分に来る前の時点で敗退するつもりなど、微塵もない。

 ラグビーの縁が生んだ、世界の名将と大分の繋がり。ジョーンズ氏率いるイングランド代表が大分での戦いを迎えるとき、地元の人たちは大きな声援を送るだろう。

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エディー・ジョーンズ


 



1960年、オーストラリア、タスマニア州バーニー生まれ。オーストラリア人の父と、日系アメリカ人の母の間に生まれる。1990年代初頭まで、当時オーストラリアの最有力州チームだったニューサウスウェールズ州の代表として活躍、その後引退し、コーチに転身する。2003年、オーストラリアの代表監督としてW杯準優勝、2007年、南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてW杯優勝。2009年、サントリーのゼネラルマネージャーに就任。2010年度より監督も兼任し、日本選手権優勝。2012年、日本代表ヘッドコーチに就任。2015年のW杯では、世界的な強豪南アフリカ代表に歴史的な勝利をして、ラグビーファンだけでなく日本中の注目を集めた。現イングランドの代表監督。イングランド代表に就任してからチームは連勝街道を走り、今年2月のシックスネーションズが始まるまでは23戦22勝。今年のシックスネーションズは、3敗を喫したがまだチームは成長過程。2019年、日本で開催されるラグビーW杯での優勝を見据える。


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