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大坂冬の陣・真田幸村緒戦勝利地跡を歩く

季節と時節でつづる戦国おりおり第342回

 堺筋本町から地下鉄を日本橋で乗り換え、谷町九丁目で降りると、地下道を少し歩いてすぐ上本町に出ることができます。
 地上にあがると、「うえほんまちハイハイタウン」というテナント施設が。商業店舗と飲食店、クリニックなどが集まった建物です。昔は「天地書房」という古書店さんがあって、史料本を漁りによく通ったものですが、今回10年以上ぶりに行ってみるとローソンに変わっていました(涙)。

 それはともかく、このハイハイタウンの催しもの広場ステージの傍らに、ひとつの碑が建っています。

真田幸村緒戦勝利之碑

 冬の陣で真田信繁(幸村)が緒戦に幕府軍相手の勝利を収めた場所、ということですが、これはここから北東1km弱の地点でおこなわれた真田丸の戦いを指しているのでしょう。上本町あたりはそのとき井伊直孝が布陣した場所だったと思いますが、まぁ信繁がここまで攻め込んだというのではなく、あくまで敗者側の陣地があったということで、広い意味の「勝利」地と表現するのもアリか、と(笑)。

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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