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テクノロジーの進化は多くの「モノ」をなくし、人間を幸せにする

識者に聞く、2040年のモノとわたしたちの生活〈後編〉

■テクノロジーの進化で、寿命がさらに伸びる

 テクノロジーの進歩で2040年の生活はどうなるか。『シンギュラリティ・ビジネス』著者、齋藤和紀氏に話を聞く。前回の記事では、「アバンダンス360」という世界トップCEOを集めたカンファレンスのメンバーおよびシンギュラリティ大学の講師陣がまとめた『未来への道のり』というロードマップを紹介した。それによると、自動運転の技術はもう確立されていて、あと10年経てば、半数の車が自動運転EV車になるそうだ。

 

 もちろん変わるのは車だけではない。医療も大きく変わるそう。さきほどのロードマップによれば2032年に「医療用ナノロボットが免疫システムを増強する」という未来が待ち受けている。

「医療ナノロボットの技術も劇的に伸び、iPS細胞などの研究も進むことで寿命がさらに伸びるのではないでしょうか。肉体の限界を最大限活かすような、例えば120歳くらいまで生きる事は現実路線としてあるのかもしれませんね」

 
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