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【欧州組の現在地】酒井高徳が感じた差。「レバンドフスキだけを見ていたらやられてしまう」

ハンブルガーSVが立たされた再びの苦境

ロシアワールドカップ本大会に向け、日本代表の欧州遠征が間近に迫っている。し烈をきわめるメンバー選考は、「欧州組」というだけで一歩先んじていた過去とは違う。その「欧州組」の現在地とは? スポーツライターの寺野典子氏がリポートする。

■降格争いに苦しむ「日本人キャプテン」

 

 クラブ創設以降、一度も降格をしたことのないハンブルガーSVは、今季も昨季同様に残留争いを続けている。それも開幕直後から、降格圏内が定位置という危機的状況。

 昨季「奇跡の残留」を果たしたチームを牽引してきたキャプテンの酒井高徳は、シーズン序盤、先発から外れる試合も少なくなかったが監督交代(第19節後にギズドルを解任、ホラーバッハが就任)を機に先発復帰する。ピッチ内外でのリーダーシップを評価されて、カンフル剤としての期待を背負っていた。

 しかし現在、降格圏脱出の可能性を示すことができていない。

 

 3月10日、敵地でブンデスリーガ最強のバイエルン・ミュンヘンと対戦。首位を独走するバイエルンに最下位のハンブルガーSVが挑んだ。1年前にはアリアンツアリーナで0-8という大半を喫している。

 3バックの右に立った酒井は言う。

「前からプレスをかけていこうという話だったけど、プレスをはがされてしまい、中盤でバイエルの選手をフリーにしてしまった。コンパクトな陣形も作れず、目立ったプレスもできなかった」

 8分、12分、19分と続けざまに失点するとハンブルガーSVの守備が崩壊する。

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寺野 典子

てらの のりこ

1965年兵庫県生まれ。ライター・編集者。音楽誌や一般誌などで仕事をしたのち、92年からJリーグ、日本代表を取材。「Number」「サッカーダイジェスト」など多くの雑誌に寄稿する。著作「未来は僕らの手のなか」「未完成 ジュビロ磐田の戦い」「楽しむことは楽じゃない」ほか。日本を代表するサッカー選手たち(中村俊輔、内田篤人、長友佑都ら)のインタビュー集「突破論。」のほか中村俊輔選手や長友佑都選手の書籍の構成なども務める。


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