ヒロインになった気持ちで書いた曲

ーー表題曲「Puzzle」は映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌に起用されていますが、どのような経緯で実現したのでしょうか?

Leola「映画の制作スタッフの方から主題歌のお話をいただいて制作した楽曲です。最初に役者さんのお芝居だけ入った映像を観てから、監督さんが伝えたかったことや想いをうかがったりして歌詞を書いていきました。監督さんには「私がヒロインになったような気持ちで書きます」と伝えました」

ーーLeolaさんには、この『パンとバスと2度目のハツコイ』という作品はどのように映りましたか?

Leola「ヒロインは、ひとりで生活することや何かに取り組んでいくことに恐れを持たない女の子。もっと言うと、誰かと深く関わり合うことで生じるズレであったり、うまく噛み合わない人間関係を面倒臭いと思って、「私は孤独が好き!」と思っているような女の子だと感じました。でも、初恋の人が現れて、その男の子の変わらない姿を見て、やっぱりそばにいたいっていう感情が芽生えていくんです。誰かと深く関わりたいと思えば思うほどうまく自分の想いが伝えづらくなったり、100%の想いを100%で届けることに不器用になってしまう経験って自分自身にも凄くあるような気がします。恋愛だけではなくて、人間関係で空回りしてしまった経験がある方も共感できる、そんな作品だと思いました」

ーーそんな背景を持って制作された今作「Puzzle」は〈君にまた恋をしている〉と恋心をつづった冬バラードですが、歌詞の世界観を教えてください。

Leola「映画のヒロインが発する言葉や振る舞い方はとても大人びているんですけど、初恋の人に心が揺らいでしまったり、実はとても女の子らしい部分もあるんです。きっと根本にある感情って、誰も操作することはできないと思うんです。自分は大人でいたい、強くありたいと思っていても、心は揺らぐものですし、本当の自分に気づいてしまう瞬間もある。みんな普通の女の子なんだよって、そんなメッセージが込められた歌詞になったと思います」

ーー歌詞にも出てくるワードですが、タイトルを「Puzzle」と掲げた理由を教えてください。

Leola「恋愛だけではなく、人と関わり合うことって、パズルみたいなだなと考えたんです。この人とどうしたら気持ちが合わさるかなって、いろんな手段を試してみたりしますよね。この曲で私が表現したかったことを、うまく説明してくれる言葉が「Puzzle」でした」

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