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元ゴールドマン・サックスのディレクターは「30年後のために今、『米国債』」に取り組む。その理由

証券会社がひた隠す米国債投資法②

■米国債の利回りはどう決まるのか?

 30年後にもらえる金額が確定しているということは、購入時に、リターンがフィックスしてしまっているということです。投資経験がある方にとって、このインパクトはかなり大きいものだと思います。

 ところで、米国債の利回りはどのようにして決まるのでしょうか。米国債は絶えず市場で取引されており、その利回りは常に変化しています。したがって具体的には償還日ごとに購入単価と利回りが決まります。たとえば、野村證券で1万ドルの米国ゼロクーポン債を購入した場合は、以下の通りです。残存とは、償還日までの期間を意味しています。

*2017年10月時点
 残存    購入単価  利回り(%)
・21年7カ月  56.86   2.630
・22年4カ月  55.31   2.660 
・24年4カ月  51.67   2.730
・26年4カ月  48.43   2.770
・28年4カ月  45.52   2.790

 金利が変動することによって、これらの数値も少しずつ変わっていきます。ただし、特別なケースを除き、利回りや価格が日々大きく動くことは考えにくいため、購入するタイミングについてはそれほど深く考える必要はないでしょう。

 むしろ、いつから始めるかの方が大事です。老後のことを考えると、できるだけ早くスタートしたほうが有利です。期間が短ければそれだけ得られる利回りも少なくなってしまいます。

次のページ最大で満期日までの期間は30年ほど

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杉山 暢達

すぎやま のぶみち

株式会社ゴールドハーツ代表。1967年大阪府生まれ。

1989年京都大学法学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。

2000年マネージングディレクター。

2004年パートナー(全社員の中の上位約300人)に選ばれるも、これを辞退。

2005年ゴールドマン・サックス証券を退職し、金融業界を引退。

現在はファイナンシャルプランナーとなり、株式会社ゴールドハーツを設立。


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