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エディー氏「言い訳は日本人の悪い癖だ」

Q2.ラグビー日本代表が2019年ラグビーW杯で勝つには何をするべきか。

連載「学考」、今回登場するのはラグビーイングランド代表ヘッドコーチ(元日本代表ヘッドコーチ)、エディー・ジョーンズさん。W杯での対戦相手が固まってきた、日本代表の展望を聞いた。〈Q2.ラグビー日本代表が2019年ラグビーW杯で勝つには何をするべきか〉

日本代表は2種類のタフなラグビーを戦うことになる

――現在、ラグビー日本代表の課題は、どのように見られているでしょうか。

 

ジョーンズ 日本は2019年のラグビーW杯でスコットランドとアイルランド、恐らくサモアと対戦します(注:スコットランドとアイルランドは確定。サモアはプレーオフを勝ち上がっての出場が濃厚。他ヨーロッパ地区代表を含めた4チームと日本代表は予選を戦う)。サモアは若い選手がとても伸びてきています。2019年までによりタフなチームへと仕上がっていくでしょう。アイルランドは世界3位、スコットランドは世界5位のチームです。スコットランドはとても戦略、戦術に優れたチームです。アイルランドはスクラムやラインアウトといったセットプレーの強いチームです。両チームに立ち向かうことは本当にタフです。スコットランドとはより体力を消耗するようなゲームになるでしょう。アイルランドとは接点が激しくなる。日本代表は2種類のタフなラグビーを戦わなければなりません。

――日本代表がアイルランドやスコットランドに勝つために何が必要ですか?

ジョーンズ アイルランドにはアンストラクチャー(崩れた状態)にして攻めるべきです。相手のペースでプレーをさせないことです。スコットランドには、より戦略、戦術を高めて戦わないといけません。

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エディー・ジョーンズ


 



1960年、オーストラリア、タスマニア州バーニー生まれ。オーストラリア人の父と、日系アメリカ人の母の間に生まれる。1990年代初頭まで、当時オーストラリアの最有力州チームだったニューサウスウェールズ州の代表として活躍、その後引退し、コーチに転身する。2003年、オーストラリアの代表監督としてW杯準優勝、2007年、南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてW杯優勝。2009年、サントリーのゼネラルマネージャーに就任。2010年度より監督も兼任し、日本選手権優勝。2012年、日本代表ヘッドコーチに就任。2015年のW杯では、世界的な強豪南アフリカ代表に歴史的な勝利をして、ラグビーファンだけでなく日本中の注目を集めた。現イングランドの代表監督。イングランド代表に就任してからチームは連勝街道を走り、今年2月のシックスネーションズが始まるまでは23戦22勝。今年のシックスネーションズは、3敗を喫したがまだチームは成長過程。2019年、日本で開催されるラグビーW杯での優勝を見据える。


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