【上原浩治に聞く Q.2 キンブレル獲得をどう感じましたか?】 | BEST T!MESコラム

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上原浩治に聞く Q.2 キンブレル獲得をどう感じましたか?

クローザーからセットアッパーへ。配置転換に思うこと

知らない番号から留守電。その相手とは……

――キンブレルを獲得したと聞いたときはどう感じましたか?

写真を拡大 今シーズンは3年間務めたクローザーではなく、その前に投げるセットアッパーを任されることになっている。

すごい投手ですからね。もちろんチームにとってはものすごいプラスで、いいニュースだと思いますけど……、僕にとってはマイナスとまでは言わないまでも競争をしなければいけない。

自分の野球人生はどうなるのかな? と感じましたね。もう40歳も超えていて年齢が年齢。当然、終わりが見えていますから。

――どうやって獲得を知ったんですか?

今回に関しては監督(ジョン・ファレル)から直接電話がありました。

――代理人からではなく、監督からですか?

はい。直接監督から来たんで、びっくりしましたね。

知らない番号からの電話で留守電が入っていて。監督の番号なんて登録されていないし(笑)、最初は誰なのか分からなかったんですよ。それで留守電を聞いて監督っていうことは分かったんですけど、まあちょっと何言っているのか分からないわけです、英語なんで(笑)。

それで球団にいる日本人のスタッフに電話して、三者コールをして。そうしたら「キンブレルを獲る、来年はポジションが変わる」という話でした。

――それは獲得が発表された後ですか?

いや、キンブレル移籍が公になる前ですね。

――それは監督やチームからのリスペクトの表れなんでしょうか。

そうですね。僕のことをすごく考えてくれてのことだとは思います。アメリカではトレードなんて日常的に行なわれているし、それはほとんど突然のこと。

電話をもらったときは、トレードに出されるのかな? と僕も思ったくらいですし、そういった情報を事前に知らせるということ自体ないわけです。ましてや監督自身が直接そういうことは言わないですよね。

ファレルはすごく気を遣うタイプの人ですから。それは意気に感じる部分でした。とはいえ、やっぱり「競争だな」という思いのほうが強いですよ。

でもそれは毎年同じことです。いつも危機感をもってシーズンに臨んでいることに変わりはありませんから、キンブレルが来たからとか、今年だからということはありません。

メジャーに来たときから一年一年が勝負だと思ってやってきて8年目ですからね。もう常に終わり、首の皮一枚でやっていると思っています。

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



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