仙台市博物館で開催された「特別展 伊達政宗」へ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

仙台市博物館で開催された「特別展 伊達政宗」へ

季節と時節でつづる戦国おりおり第322回

政宗さまに『会い』にいく。③

 清水門跡の方にまわって仙台市博へ。生誕450年記念「特別展 伊達政宗」開催中。11月27日までということで、駆け込み(訪問したのは11月14日でした)での見学です。

 

 今回の見所は、何といっても政宗さまの三日月前立甲冑とその腹心・伊達成実の毛虫前立の甲冑、同じく片倉重綱(小十郎景綱の子)の愛宕権現御札前立の甲冑の3点。名称はいずれも「黒漆五枚胴具足」です。
 この3点が一堂に会するのは30年ぶりとかで、正面に立って3つを見渡すとなかなかグッと来るものがありました。
 チラシの画像を添えておきます。

 

 個人的にはナナメ上ながら現在調査中のある案件に関わる初見の展示物があり、このあと図書館通いしたり関係先に問い合わせたりの日々が続くことになります。うれしい悲鳴。

 こちらは図録です。

 

 博物館を満喫したところで城を退散。

 

 支倉常長像が見送ってくれます。ここでウロウロしている内に、あっという間の日没を迎えました。

 

 大手門跡の復元脇櫓がライトアップされて、幻妖なオーラを発していました。

 

 これも昔は無かった地下鉄東西線の国際センター駅。2年前開通だそうで、本当に移動が便利になっております。これで仙台駅前に戻り、牛タンとずんだ餅でディナーとデザートを済ませて初日の日程終了です。

KEYWORDS:

オススメ記事

橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


この著者の記事一覧