写真を拡大 菅田が演じた志村新八だけでなく、小栗旬扮する主人公の銀時(中央)、橋本環奈が演じた神楽(右)と、その再現率の高さは日本映画史上でも屈指の出来と言えよう。

菅田 福田さんは言葉の強いツッコミはあまり好きじゃなく、「え~どうしよう~」みたいな困るツッコミが多くて。ムロさん(ムロツヨシ)や二朗さん(佐藤二朗)が福田組でよくやっていますけど、それが毎回オモロいんです。グダグダとツッコミが続く、ハッキリしない感じも好きですね。

 

橋本環奈の熱演に「こいつ…マジか!」と(笑)

 新八は殴られてメガネが吹っ飛んだり、殴られた顔が毎回違ったりと、演技にも相当な全力感が見られた。

菅田 その場面はハイスピードカメラでの撮影で、まずテスト撮影をしたんですが、福田さんが笑ってくれたら「じゃあこの方向でやろう」という感じで。テストでも謎の期待感が漂ってるし、何もしないわけにもいかないんです(笑)。絞り出した結果が映像になっているんだと思います。

 本作では、役者全員が福田監督を笑わせようと奮闘したわけだ。

菅田 監督が楽しんでくれていると、俳優は安心できるんですよね。みんなで面白いことを探して、それに真剣に取り組んでいくバカバカしさも楽しくて。福田さんしか笑っていなくて不安になる時もありましたけど(笑)、福田さんが面白いと思うことを信じていこうと思っていました。

 物語序幕は銀時を演じる小栗旬と、ヒロイン的役どころの橋本環奈と一緒の場面が中心。2人との演技は楽しく、「小栗さんもカンカン(橋本環奈)も演技が大胆だったので、『新八は逆で繊細にいこう』と思っていた」とのこと。特に橋本環奈は鼻をほじったり、下ネタや変顔を披露したりと、観客がハラハラするほどの演技が多く、大いに笑わされた。