【日本の文化を深く愛し、あらゆる分野で日本人に影響を与えたオランダ商館医・シーボルト】 | BEST T!MESコラム

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日本の文化を深く愛し、あらゆる分野で日本人に影響を与えたオランダ商館医・シーボルト

歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第15回 ~シーボルト~

○偏財(へんざい)

 人脈が豊富であるが、お人よしで断りきれず、騙されやすい面も持つ。女性好きで恋愛運がある。

 上の「食神」(おおらか、人気者)も相まって、「偏財」を持っていたシーボルトは、壁がなく優しい人人物だったのだろう。シーボルトは、治療する人を選ばず、身分に関わらず誰もを診察した。もちろん中にはお金がない患者もいただろう。シーボルトは、支払いの方法として、自分のコレクションの足しになるようなものを要求している。患者からしたら、これほどありがたいことはない。また、シーボルトのほうも、この方法により、珍しい動物や原産物、高価な漆器類を得ることに繋がっている。

○冠帯(かんたい):

 冠帯は女王様の意味。身強(みきょう)の星の一つで、エネルギーが強い。独立精神旺盛で華やかさを好む。社交の場が得意。シーボルトはこの星を2つ持っているので、「冠帯」の性質が強まっている可能性が高い。

 好きなもの、コレクションに囲まれて生活するのが好きなシーボルトは、「冠帯」の典型だろう。

 

○長生(ちょうせい):

 学問好きで順応性が高く、穏やかな性格。とにかく人から信用される星。

 シーボルトが学問好きだったのは、明白であろう。医学、生物学、民俗学…と興味が幅広い。昼夜を問わず学問に熱中し、出来るだけ早く日本語と学びたいと、いろは歌を壁中に貼りめぐらしたという。

 また、大勢の人から信用されたからだろう。シーボルト事件では、シーボルトが日本地図等、当時国外へ持ち出しが禁じられていたものを保持することになった裏には、大勢の人が加担していたことが明らかになった。シーボルトはスパイ容疑にかけられ、日本人約40人が逮捕された。それほど多くの人がシーボルトを信用していたということである。また、家宅捜索があるとシーボルトに警告しにやって来た友人もいた。しかし、信用される性格であるその証拠に、シーボルトは休みなく長崎奉行の審問を受けたにも関わらず、シーボルトは加担した友人の名前を語らず、友人の無罪のために人質として後生を日本の監獄で過ごしても良いとさえ懇願した。

 今回の鑑定結果について、シーボルトのご子孫、関口忠相さんに見解を伺った。

「『食神』について、確かにおおらか、というかユーモアのある部分があったのでは? シーボルトは実はドイツ出身であり、オランダ語はそれほど得意でなかったのだが、日本でそれを指摘されると、「自分は山オランダ人だから」と話していたそうである。オランダに山はないのに(笑)こんなことを言うのは遊び心があったからなのでは? また「食神」については、子煩悩というか、子ども達と縁が深かったと思う。面白いことに、シーボルトの子ども達は、その時々に父親が力を入れていた分野で活躍している。日本でオランダ商館医をしていた時代の子ども、イネはその後日本初の産婦人科医になっており、シーボルトが外交の分野で力を発揮していた頃の様子を見て育った長男・アレクサンダーは外交官に、シーボルトが3度目の来日の準備をする際、その研究資料の整理を手伝った、次男・ハインリッヒは日本に関心を持ち考古学者になっている。これは、子ども達との縁が深かった証であろう。」

シーボルトのご子孫、関口忠相さん(写真左)と筆者。

※なお、今回取材に応じてくださった、関口さんは、次男・ハインリッヒが日本を訪れた際に結婚した、ハナの子どもの流れを汲んでいる。

 様々な分野で、日本に一大旋風を巻き起こした、シーボルト。日本のことが大好きで、日本で見るもの、聞くもの、食べるもの全てに興味を持ち、日本文化を理解した。それほど魅力的な国に映ったのだろう。その内容は、シーボルトが著した「日本」「江戸参府紀行」等に記されている。後に開国を要求しに日本にやってくるペリーもこれらの本を読んで日本を勉強した。日本だけではなく、世界にも影響を与えたシーボルトの底知れぬパワー、心意気、義理堅さを今回の鑑定を通し改めて感じた。

【参考文献】

「シーボルトと日本 その生涯と仕事」アルレッテ・カウヴェンホーフェン&マティ・フォラー フォラーくに子訳 Hotei Publishing (2000

■四柱推命とは?

古代中国で生まれた「過去、現在、未来」を予見する運命学のひとつで、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)をもとに、人が生まれながらにして持っている性格、能力、素質を理解し、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも予測することができる。

具体的には、生まれた日(生まれた年・月・日・時間)をもとに命式表(めいしきひょう)を作成し占っていく。なお、ここでは生まれた時間は鑑定に含めていない。

「国史大辞典」に記載されている生年月日を、「和洋暦換算事典」を用いてグレゴリオ暦に換算し鑑定している。

■用語説明

日柱の干支:その人の本質を表す重要な部分

主星(しゅせい):月柱の蔵干通変星で、その人を表す最も重要な星。主に仕事運を表す。

自星(じせい):日柱の蔵干通変星で、その人のプライベートな部分の性格を表す重要な星。

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妃萃(本名:油川さゆり)

ひすい

青森県八戸市出身。慶應義塾大学 社会学研究科 教育学専攻 修士課程修了、同研究科 同専攻 後期博士課程在学中。2013年鳥海流・鳥海伯萃より四柱推命の指南を受ける。これまで500人以上を鑑定。多数の弟子を輩出。

元放送局報道記者。フリーアナウンサーとして、BS11の番組にレギュラー出演しているほか、ナレーターや司会として活動中。日本の歴史、伝統芸能を伝えるため、歴史勉強会、その他イベントを主宰。自身も大和言葉、辞世の句、武田氏と油川氏等について講演活動を行う。合同会社真己、共同代表。また、2016年6月から「カミムスヒ」というソングユニットで歌手活動を開始。手話検定3級、ホームヘルパー、視覚障害者ガイドヘルパーの資格を持ち、社会福祉活動に積極的に携わる。


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