【脳梗塞】会社の仕事に関わるのが最高のリハビリだった! 歩けるようになるまでのモチベーションの保ち方【真柄弘継】連載第10回
【連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ日記」163日間〈第10回〉
◆リハビリ病院の存在意義やセラピストの重要性を、周知させたい
■9月25日木曜日
タイムトライアル。
3分50秒。
週の後半だからか朝の軽快な足取りも多少疲れが感じられる。
毎回思うのだが、スポーツで身体を鍛えているのと一緒で、ある程度の負荷をかけていると後半はどうしてもキツくなる。
だが日曜日の休息日を挟んだ翌週は確実に一段階体力が増えているから不思議だ。
朝御飯を待つあいだに、この日記がweb掲載された際の原稿整理で過去の文章を読み返していた。
8月29日はまだトレーニングルームを2周歩いただけで疲労困憊だった。
3週間後には車椅子から卒業し、杖だけで歩けるようになったから、なんともたいしたもんだ!
日記のお陰で回復具合が明確にわかるのは、これからの指針となるから助かる。
自分自身の日記を読み返し、一喜一憂しながら入院期限のギリギリまで頑張っていくのだ。
昨日は書き忘れたが、体重を量ったら81キロになっており、前回の83キロからまたしても減量していた。
二週間後の計量で待望の70キロ台に突入しているだろうか、いまからワクワクしている。
もう一つ。
昨日の午後2時から院内自立となったから、1階と5階へ自由に行けるようになった。
昨日は午後から二つ、足のリハビリがあった。原稿整理で食堂の自席でスマホをいじっていたから、うろうろするヒマはなかった。
今日は朝一の手のリハビリから二つ目の足のリハビリまで1時間以上空いている。
まずは1階のトレーニングルームへ行き、通所リハビリで来ているA山さんに杖で歩けるようになったことを報告しに行った。
前回お会いした時は車椅子だった。
回復の早さにびっくりされていた。
自分ごとのように喜んでくださったので、私もとても嬉しくなった。
そのまま5階のラウンジへ。
窓が開いていて外から気持ちの良い風が入ってくるラウンジ。
他に誰もおらず一人でのんびりと窓から風景を眺めて和んでいた。
脳梗塞で入院してから、こんなにゆったりした時間は初めてだ。
身体が治っていけばこんな時間も当たり前になるのだろうか。
まだ55日もあるのだから、もっともっと歩けるようになろう。
午前中二つ目の足のリハビリでは今日も公道を歩行。
またしても距離を延ばして昨日よりも遠くへ。
リハビリテーション病院から歩きの練習で行ける限界の距離まで歩けるのは、それにはあと3日は必要だな。
戻って少し休んだら今度は病院の駐車場を杖無しで歩いた。
往復80メートルを杖を使わず、歩幅は小さくても自分の足だけで大地を歩いたのだ。
転院して3ヶ月で、麻痺して動かなくなった足が、自分の意思の力で一歩一歩地面を踏んで歩けるようにまでなったのである。
ここまで来たら確信した!
絶対に発症前の歩きよりも綺麗な歩き方で、新宿だろうと丸の内だろうと、杖を使わず歩いて書店さんへ営業で伺える日を必ず取り戻せると。
リハビリ(自主トレ含)は、セラピストさんのアドバイスと、本人の治したいという強い気持ちが大切だ。
治したいという思いもただ漠然とではなく、明確なヴィジョン(私は杖無しで雑踏を歩くこと)を持つこと。
日々の運動や練習に取り組めば、多くの患者さんは治って元気を取り戻せるのである。
だからこそリハビリテーション病院の存在意義やセラピストの重要性を、国は国民に向けて周知を図ってほしいのだ。
北野武さんや長嶋茂雄さんのように、事故や病気で脳を損傷しても、きちんと治して再び社会で活躍できる。
私や、同じように病気で麻痺した身体をリハビリで動かそうと苦しんでいる人たちでも可能性があることを、もっともっと知ってもらいたい。
歩く距離も、歩く速さも、身体の回復のペース以上に一歩先をいっている。
けれど晩御飯前の17時でヘロヘロで疲労困憊だ。
この疲労困憊がなくなった時は体力が向上した証しとなるから、しんどいけど頑張っていくしかない。
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納税者としては政治の要領の悪さがもどかしく悔しいかぎりである。
私は「国力」というものの要件は経済力」、「軍事力」、そして「政治力」だと考えるが、これらの全てを備えた国家は、現在どこにも存在しない。
(中略)
そして日本では、疑いもなく政治力」がこれからのテーマである。
「日本の政治に足りないものはなんだろう?」情報収集力? 国会の合議能力? 内閣の利害調整能力? 首相のメディア・アピール能力? 国民の権利を保証するマトモな選挙? 国民の参政意識やそれを育む教育制度?
課題は随分ありそうだが、改革の糸口を探る上で、アメリカの政治システムはかなり参考になりそうだ。アメリカの政治にも問題は山とあるが、こと民主主義のプロセスについては、我々が謙虚に学ぶべき点が多いと思っている。
(中略)
本書では、行政府であるホワイトハウスにスポットを当てて同じテーマを追及した。「世界一強い男」が作られていく課程である大統領選挙の様子を描写することによって、大統領になりたい男や大統領になれた男たちの人間としての顔やフッーの国民が寄ってたかって国家の頂点に押し上げていく様をお伝えできるものになったと思う。 I hope you enjoy my book.」
(「はじめに」より抜粋)
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ALL ABOUT THE U.S. PRESIDENTIAL POWER
How much do you know about the worlds’s most powerful person―the President of the United States of America? This is the way how he wins the Presidential election, and how he rules the White House, his mother country, and the World.



<著者略歴>
高市早苗(たかいち・さなえ)
1961年生まれ、奈良県出身。神戸大学経営学部卒業後、財団法人松下政経塾政治コース5年を修了。87年〜89年の間、パット•シュローダー連邦下院議員のもとで連邦議会立法調査官として働く。帰国後、亜細亜大学・日本経済短期大学専任教員に就任。テレビキャスター、政治評論家としても活躍。93年、第40回衆議院議員総選挙に奈良県全県区から無所属で出馬し、初当選。96年に自由民主党に入党。2006年、第1次安倍内閣で初入閣を果たす。12年、自由民主党政務調査会長に女性として初めて就任。その後、自民党政権下で総務大臣、経済安全保障大臣を経験。2025年10月4日、自民党総裁選立候補3度目にして第29代自由民主党総裁になる。本書は1992年刊行『アメリカ大統領の権力のすべて』を新装重版したものである。
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