【脳梗塞】会社の仕事に関わるのが最高のリハビリだった! 歩けるようになるまでのモチベーションの保ち方【真柄弘継】連載第10回
【連載】脳梗塞で半身不随になった出版局長の「 社会復帰までの陽気なリハビリ日記」163日間〈第10回〉
「まさかオレが!? 脳梗塞に!」ある日突然人生が一変。衝撃の事態に見舞われ仕事現場も大混乱!現役出版局長が綴った「半身不随から社会復帰するまでのリアル奮闘日記」。連載配信前から出版界ですでに話題に!だって名物営業マンですから!
誰もが発症の可能性がである「脳卒中」。実際に経験したものでないと分からない〝過酷な現実と絶望〟。将来の不安を抱えながらも、立ち直るべくスタートした地獄のリハビリ生活を、持ち前の陽気さと前向きな性格でもって日々実直に書き留めていったのが、このユーモラスな実録体験記である!
リハビリで復活するまでの様子だけでなく、共に過ごしたセラピストや介護士たちとの交流、社会が抱える医療制度の問題、著者自身の生い立ちや仕事への関わり方まで。 克明に記された出来事の数々は、もしやそれって「明日は我が身!?」との声も!? 笑いあり涙ありの怒涛のリハビリ日記を連載で公開していく。
第10回は「会社の仕事に関わるのが最高のリハビリだった! 歩けるようになるまでのモチベーションの保ち方」
出版局長の明日はどっちだ!? 50代働き盛りのオッサンは必読!

第10回
会社の仕事に関わるのが最高のリハビリだった! 歩けるようになるためのモチベーションの保ち方
◆脳梗塞になった現役社員は皆、雇用の不安に怯えている
■9月22日月曜日
土曜日まで重苦しかった歩きが、今朝は不思議と足取りが軽くなっている!
休息日による回復力のなんと偉大なことか!
感動しながら、いまこれを書いている。
ただいま午前5時52分。
秋晴れを思わせる爽やかな朝だ。
タイムトライアル。
3分37秒。
足だけでなく身体も軽くなっており、歩くスピードが昨日よりもさらに速くなってるじゃん!
足の順調な回復と比べたら、手首から先の回復はカタツムリの動きよりゆっくりとした進み具合。
とにかく時間がかかるそうだから、気長に続けていこう。
リハビリテーション病院に来てから知り合ったK本さん(87歳)。
今週の金曜日に退院となる。
ほぼ3ヶ月間、一緒にリハビリを頑張ってきた。
入院期限が来ての退院なのだが、もう少しで杖で歩けるくらいまでに回復されている。
もうしばらくはリハビリも出来る特養老人ホームへ行くとのこと。
さらにもう一人。
7月に入院されて、ラウンジで知り合ったH田さんも、金曜日に退院とのこと。
期限は10月中旬だそうだが、回復が早いのと、家のことが心配で退院されるそうだ。
専業主婦はなにかと家のことが気になるみたいで大変だ。
ここでは見た目は健康に思わせる人がわりと多い。
その人たちは頭の中に高次脳機能障害を持っている、私なんかよりはるかに辛い障害だ。
見た目が健常者と変わらないだけに、周囲は配慮をしくいし、また知らない人には誤解を与えかねない難点がある。
人権活動に意欲的な人は、高次脳機能障害という分かりにくい障害について、多くの人に広める活動をされることをお願いしたい。
自民党の総裁選が告示された。
社長から事務子さんに高市早苗さんの本を主要書店へ積んで売ってもらうようにとの指示が出た。
ラインに事務子さんから連絡がきた。
「社長は真柄さんに、どうすればいいか電話で相談してもいいものか」と聞いたそう。
機転の利く事務子さんは
「わたしから連絡します」
と、社長に言ってくれたそうだ。
脳梗塞で休職中の私に社長から業務的な連絡はコンプライアンス的にいけないと思ったそうだ。
部下である事務子さんが上司に相談なら多少は許されるだろう。
私はリモート可能な時間を事務子さんを通じて連絡している。
実際のところ私自身も会社の仕事に関われて嬉しいのだ。
それに社長の経営的センスや経営哲学を尊敬しているからでもある。
社長の薫陶を受けて、役職の一つ上の目線や思考で仕事に取り組んでいる。
課長なら部長の、部長なら役員の、役員なら社長の、その立場になったつもりで仕事をするのである。
その教えを実践してきた。
私は単なる従業員ではあるけれど、仕事に対する考え方は経営者的な面がある。
だからこそ脳梗塞で休職してもなお、会社の業務を遂行するのだ。
高市早苗さんの本を促進するミッションを事務子さんと進める一環で、この日記を送っている丸善丸の内本店友田副店長へラインで発注をお願いしたら、事務子さんの電話営業に50部発注くださった。
ありがたいことだ。
あとの有力書店さんへの案内は、事務子さんの電話営業に任せよう。
経験を活かした仕事の進め方などは一朝一夕では出来ない。
経験があるからこそリモートでも出来る。
脳梗塞を患い現場で陣頭指揮は取れない。
しかし優秀な部下である事務子さんのお陰でなんとかなっている。
とは言え傲慢体質な私は、
「俺って最強の出版営業じゃん!」
と自画自賛しているのだけど(笑)
冗談はさておき、今日の出来事を30年来の戦友で、いまも出版の最前線で戦っているSくんにラインで話した。
彼はこの状況をうまく言い表してくれたので、そのまま引用する。―――――
(引用―――――始まり)
少ない人数で効率良くみなで動き、売上純利を伸ばそうと考えるのは弊社はもちろん世の企業はみなそういう状態で、人が倒れてしまった場合を想定していない。このリスク管理ができずに、それでも使えるものはなんでも使うという社長の精神はどれだけ社員にその負荷をかけているか。しかし、そこに多少でも配慮があるかどうか。そこに社長の社員を大切にする度量器量が白日の下に晒される。自戒を込めてですが、資本主義は薄氷の上を歩いているという意識を常に持つべきなんですよね。特に日本の資本主義経済は今や何処もかしこも薄氷の上にある。多大な社員の犠牲の上に成り立っている。
そう考えると日本経済、日本社会はずっとずっとこんな感じで存在していたのではないでしょうか。
(引用―――――終わり)
明晰なSくんの見解で腑に落ちた。
社長は常に社員たちを慮っておられる。
スタッフを大切にする度量は、そんじょそこらの経営者には負けない。
休職しても業務に関わる私へも、様々な配慮をしてくださる。
新品のノートパソコンを用意してくれたり、私の都合に合わせてリモート会議に誘ってくれたり。
私が疎外感を抱かないように計らってくれるのだ。
現役社員の私が雇用の不安に怯えることなく、リハビリに専念出来るのは幸せなことだ。
早く復職して現場で期待に応えたい。
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✴︎KKベストセラーズ好評既刊 新装重版✴︎
★初の女性新首相・高市早苗「政治家の原点」がここにある★
『アメリカ大統領の権力のすべて』待望の新装重版
◎民主主義国家の政治をいかに動かし統治すべきか?
◎トランプ大統領と渡り合う対米外交術の極意とは?
★政治家・高市早苗が政治家を志した原点がここにある!
「日本は、国論分裂のままにいたずらに時間を食い、国家意志の決定と表明のタイミングの悪さや宣伝下手が災いし、結果的には世界トップ級の経済的貢献をし、汗も流したにもかかわらず、名誉を失うこととなった。
納税者としては政治の要領の悪さがもどかしく悔しいかぎりである。
私は「国力」というものの要件は経済力」、「軍事力」、そして「政治力」だと考えるが、これらの全てを備えた国家は、現在どこにも存在しない。
(中略)
そして日本では、疑いもなく政治力」がこれからのテーマである。
「日本の政治に足りないものはなんだろう?」情報収集力? 国会の合議能力? 内閣の利害調整能力? 首相のメディア・アピール能力? 国民の権利を保証するマトモな選挙? 国民の参政意識やそれを育む教育制度?
課題は随分ありそうだが、改革の糸口を探る上で、アメリカの政治システムはかなり参考になりそうだ。アメリカの政治にも問題は山とあるが、こと民主主義のプロセスについては、我々が謙虚に学ぶべき点が多いと思っている。
(中略)
本書では、行政府であるホワイトハウスにスポットを当てて同じテーマを追及した。「世界一強い男」が作られていく課程である大統領選挙の様子を描写することによって、大統領になりたい男や大統領になれた男たちの人間としての顔やフッーの国民が寄ってたかって国家の頂点に押し上げていく様をお伝えできるものになったと思う。 I hope you enjoy my book.」
(「はじめに」より抜粋)
◉大前研一氏、推薦!!
「アメリカの大統領は単に米国の最高権力者であるばかりか、世界を支配する帝王となった。本書は、連邦議会立法調査官としてアメリカ政治の現場に接してきた高市さんが、その実態をわかりやすく解説している。」

ALL ABOUT THE U.S. PRESIDENTIAL POWER
How much do you know about the worlds’s most powerful person―the President of the United States of America? This is the way how he wins the Presidential election, and how he rules the White House, his mother country, and the World.



<著者略歴>
高市早苗(たかいち・さなえ)
1961年生まれ、奈良県出身。神戸大学経営学部卒業後、財団法人松下政経塾政治コース5年を修了。87年〜89年の間、パット•シュローダー連邦下院議員のもとで連邦議会立法調査官として働く。帰国後、亜細亜大学・日本経済短期大学専任教員に就任。テレビキャスター、政治評論家としても活躍。93年、第40回衆議院議員総選挙に奈良県全県区から無所属で出馬し、初当選。96年に自由民主党に入党。2006年、第1次安倍内閣で初入閣を果たす。12年、自由民主党政務調査会長に女性として初めて就任。その後、自民党政権下で総務大臣、経済安全保障大臣を経験。2025年10月4日、自民党総裁選立候補3度目にして第29代自由民主党総裁になる。本書は1992年刊行『アメリカ大統領の権力のすべて』を新装重版したものである。
✴︎KKベストセラーズ「日本の総理大臣は語る」シリーズ✴︎


