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割高な「アフター6パスポート」ソンをしないためにディズニーシーですべきこと&してはいけないこと

祝・開園15周年! 売れっ子ディズニーブロガー・みっこさんによる、ちょっぴりツウなディズニーシーの楽しみ方⑧

「ディズニー・クリスマス」が開催中の東京ディズニーリゾート。アトラクションに乗って、ショーを観て、軽食を食べて…そんないつもの楽しみ方もいいですが、少し視点を変えるだけでパークの新たな一面が見えてきます。今回は、「アフター6パスポート」を使って最大限満喫するコツを、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』(みっこ・著/KKベストセラーズ刊)よりご紹介します。

 夕方18時からのアフター6パスポート。平日の夕方から、気軽に遊びに行けるというのがいいですよね。しかしながらこのパスポート、実は相当割高なのです。

 

 ワンデイパスポートが7400円ですので、最大営業時間(8~22時)である14時間で割ると、単純計算で「1時間あたり530円程度」となります。
 一方、アフター6パスポートは対象の18時ぴったりから閉園ギリギリまでいたとしても4時間しか滞在ができません。同じように、価格の4200円を4時間で割ると、1時間あたりの料金は、1050円。ワンデイパスポートのほぼ倍となります。
 それなりの値段を払って入園したのに、食事をしてアトラクションにひとつ乗っただけで閉園時間になってしまった……というのでは、ちょっともったいないですよね。
 ここでは、アフター6パスポートで最大限楽しむためのポイントを紹介します。

⒈ 夕食を済ませてから入場する
 せっかくだから、パーク内で食事をしたい! と思う気持ちはわかります。ですが、18時すぎという時間は、パーク内のどのレストランも混雑がピークを迎えます。ハロウィーンなど、季節のイベントの開催時期は、平日でも相当な待ち時間になっていることがあります。
 もしも18時にパークに入って、レストランが1時間待ち、そして食事をするのに1時間弱かかったとすると、滞在時間の約半分を食事にかけることになります。
 どうしても行きたいレストラン、または予約済みのレストランがあるならば別ですが、そうでなければあらかじめ済ませた上で入園するほうが時間を有効に使えます。

⒉ ファストパスが残っていたら必ず取る
 ほとんどの場合、アフター6で入園した時点でファストパスが終了しています。しかし、比較的空いている時期の平日なら残っているケースがあります。
 その場合、何よりも先にファストパスを取得しましょう。できれば、入園可能な18時前にはゲート前に到着し、5.で紹介するアプリなどで事前にチェックしておくのが理想的です。アフター6の場合、スタンバイ列に並ぶことなくアトラクションに乗れるのは貴重なので、ぜひ有効活用しましょう。

⒊ アトラクションはショーの時間帯&閉園間際に攻める
 夜のメインショー(「ファンタズミック!」など)が開催されている時間帯は2~3割程度、アトラクションの待ち時間が減る傾向があります。特に「ファストパス対象ではないアトラクション」ほどその傾向が強くなります。
 気をつけたいのは、「夜のショーが終了した直後のファストパスアトラクション」。ファストパスを持っている方がショーを見終えた後、アトラクションに集中する傾向があります。その流れに乗ってしまうと混雑に巻き込まれるので注意しましょう。
 また、効率的に動きにくいという地形から、「奥地」のアトラクションは閉園間際の時間帯、極端に短い待ち時間になっていることがあります。アプリなどで、「インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー」や「レイジングスピリッツ」などの待ち時間をこまめにチェックしましょう。

⒋ 夜のショーを見るのか見ないのか?
 いい位置で夜のショーを見るのが目的なら、テイクアウトできるフードを買ってきて食事をしながら待つのも楽しみ方のひとつ。
 しかし、アフター6を有効活用したいなら、長時間待ってショー鑑賞をするのは避けるのが現実的だと思います。夜のショーを見るのか見ないのか、また見る場合はどの程度(なんとなく見れればいいのか、しっかり見たいのか)かを、あらかじめ同行者と相談しておきましょう。

⒌ アプリを活用して情報収集&抽選を
 ディズニーリゾート公式のアプリは、現地でGPSをオンにしないと見ることができません。
 しかし、GPSをオンにすることなく、待ち時間を調べられる非公式アプリがたくさんあります。スマートフォンで、「ディズニーリゾート」などのキーワードでアプリを検索するとたくさん出てくると思うので、自分に合ったアプリを入手しましょう。
 アフター6で行くことが決まったら、あらかじめ同じ季節イベント、同じ曜日の待ち時間の傾向を調べておくと、当日の計画が立てやすくなります。非公式とはいえ、データ自体はかなり信頼できるので、参考になると思います。
 また、2015年秋から登場した、スマートフォンでショー鑑賞の抽選ができる公式アプリも、時間の節約に有効です。東京ディズニーリゾート内でGPSを起動し、入園したチケットを利用すれば、好きなタイミングで抽選ができます。
 ただ、抽選アプリの場合、会場で抽選をするよりも締め切りの時間が早いので要注意。

⒍ 買い物はボン・ヴォヤージュやディズニーホテルを利用
 閉園時間ギリギリまでパークで遊んだ後に、ミラコスタ内のショップやJR舞浜駅近くにあるショップ「ボン・ヴォヤージュ」でゆっくりと買い物をするというのもおすすめです。
 「ボン・ヴォヤージュ」はパークが閉園する22時の、さらに1時間後、23時まで営業していますし、ホテルショップも同様の場合が多いです(営業時間は時期により変わります)。
 ただし、季節イベントの商品によっては、パーク内でしか販売していないものもありますのでご注意を。

『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』(KKベストセラー刊)をもとに構成>
※記事の内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありません。

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

ブログ「TDRな生活」

Twitterアカウント @mikko_20100518


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  • みっこ
  • 2016.06.25