ドラマで夫婦役を演じた松村沙友理×白洲迅、息ぴったり!撮影中の「さゆりんご爆睡事件」も暴露

元乃木坂46で、“さゆりんご”こと松村沙友理(33)が10月6日に行われたドラマ『今日もふたり、スキップで』の配信記念プレミアム上映会イベントに登場した。松村の夫役・白洲迅(32)との作品からそのまま出てきたかのように息がぴったりな様子は“本物の夫婦”さながらだった。
この日の上映会には大勢のペアを招待。観客に拍手で迎えられた松村は「本日は皆さんとこうやって楽しい時間を一緒に過ごせるのが楽しみです。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。白洲も「今日はなんだか、かしこまった格好をしていますが、作品は超ゆるいんで。今日もゆるく皆さんと一緒に楽しんでいけたら」と呼びかけた。
“妻”とは何かに想いを巡らせた松村は、「原作を読ませていただいた時の妻の雰囲気と、台本を読んだ時の雰囲気がまた違っていたんですけど。そこから撮影で実際に妻を演じてみて『こういうことなんだな』というのがやっと分かってきた」と振り返った。

一方、「僕も“夫”を掴むのに、最初から掴めた感じはしなかった」と告白する白洲も、「僕ら夫婦って、どこにでもいそうなんだけど、多分いないと思うんですよ。分かりやすく言うと変なキャラクターなんです。だからそこを掴むのにちょっと時間がかかりましたし、難しかった」と明かす。

そうした本作について「一応、ジャンル分けをするとコメディにもなると思うんです。でも、やりすぎて狙いに行っちゃ絶対ダメな作品だとも思っていたので。そこらへんの按配を、僕らふたりもそうだし、監督ともいろいろと話をしながら作っていきました」と述懐。それゆえに「日々撮影をしていて体は疲れるんですけど、心はどんどん癒されていくような。そんな不思議な作品でした」と感じたそうで、そんな白洲の言葉に松村も深くうなずいていた。
そんなふたりが、撮影中に思わず笑ってしまったエピソードとは?
「ちょっと何のシーンだったか定かじゃないんですけど……松村さんが本当に寝ていたことがあって」と白洲が笑いながら明かすと、笑いに包まれた会場内。その時の様子を白洲は「寝ていて、起きるという芝居のシーンだったんですけど、『用意スタート!』(というかけ声)がかかっても一向に起きてこなくて。スタッフと僕とでみんなクスクス笑いながら見てました。でもちょっとした沈黙で何かを察したんでしょうね。ガバッと起きたんです」と笑いながら報告。
それには松村も「わたし、すごく寝ちゃうんですよ。めっちゃみんなに見られながら、スヤスヤ寝てしまった」とはにかんでいた。
そんなふたりが息があったな、という瞬間はあったのだろうか?
松村も「わあ、息が合ったな、という明確な瞬間は分からなかった」としつつ、「ずっと引っ張ってもらっている感覚はあった」とした。
今作は二人のシーンがとても多くて、セリフでのかけあいも多いが、セリフで見せる作品に対して怖さがあったというでもこの作品に入って、(白州演じる)この“夫”と向き合って喋ってみると、セリフを言うことに対してのしんどさがなく「それは“夫”さんのおかげだったなと思います」と語ると、白洲も「いや、“妻”のおかげです」と返してみせた。
また、ドラマのタイトルにちなみ「最近、スキップするくらいうれしかったことは?」というお題でもトークが展開。
松村は地方でのおじいちゃん・おばあちゃんからの声掛けに触れて、「わたしは仕事でいろんなところに行かせていただくんですが、最近ご高齢の方に『さゆりんごちゃん!』と声をかけてもらえることが多くなって。
一方の白洲は「今、秋ですけど、僕は梨がすごく好きで。自分でもよく買うし、いただくことも結構あって。今は家にたくさん梨があるんですよ。家にたくさん梨があるというその事実がうれしくて。スキップしたくなるくらい心が弾んでます」と目を輝かせると、「……ごめんね、りんごじゃなくて」と謝罪。それに対して松村が「ちょっと浮気心が見えましたね。一個ぐらいりんごを入れといてくれたらいいのに」と返すなど、ドラマをほうふつとさせるような、息の合ったやり取りに、会場は大笑いとなった。

取材・撮影:BEST T!MES編集部