113連敗“負け組の星”で愛されたハルウララ、天国へ…

’04年に高知競馬で113連敗という不滅の記録を打ち立て、“アイドル”となった元競走馬「ハルウララ」が9日、スタッフに見守られながら、永眠したことが分かった。
この日、ハルウララの死がインターネットなどで伝わると、日本のみならずアメリカでXのトレンドに上がるなど話題に。
海外から「諦めない心を教えてくれた」「天国でお友達と楽しく過ごして」といったコメントが飛び交っている。
ハルウララは1998年に高知競馬でデビュー。以来、113レースに出走したもの、2005年に引退するまで一度も勝つことができなかった。
ところが、2003年に100連敗したころから、負けても負けても走り続ける姿が話題になり一躍国民のアイドルに。
さらに、ゲームの「ウマ娘 プリティーダービー」で「才能はないが、決してくじけないウマ娘」として人気が爆発。訃報に海外の多くのファンが反応したのはこの影響もあると見られる。
死因は『疝痛(せんつう)』。食べ物がうまく消化されないことで腸にガスが溜まったり、腸の動きが悪くなると発生する。馬にとって発生頻度、死亡率ともに高い危険な病気だ。
ウララは29歳で、人間でいえば90歳近い年齢だった。ご冥福をお祈りします!
文:BEST T!MES編集部