【暴露】700億円集めた男の“虚構経営”──「地銀しか出さなかった」ジャングリア資金の闇と森岡CEOの“逃げ口上”【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

【暴露】700億円集めた男の“虚構経営”──「地銀しか出さなかった」ジャングリア資金の闇と森岡CEOの“逃げ口上”【林直人】

重岡毅 CEO

 

「三菱も三井住友も断った。最後に地銀しか残らなかった」

「怖くなった。昔ほど無鉄砲にはなれない」

――森岡毅CEO『野望』インタビュー後編より

 

 開業直後から“地獄のテーマパーク”と呼ばれ、Googleレビューの1つ星が噴出したジャングリア沖縄。その裏には、「資金の出どころ」と「トップのメンタリティ」にまつわる驚くべき事実が隠されていた。

 

■メガバンクに見捨てられた“700億円の砂上の楼閣”

 

 インタビューの中で森岡氏はあっさりとこう語っている。

 

「三菱UFJ、三井住友などのメガバンクには断られた」

「最終的に、地銀の数行が融資を決めた」

 

 これは一体何を意味するのか?

 国家規模のプロジェクトであるはずのジャングリアは、日本の金融界に“投資不適格”と烙印を押されていたという事実だ。

 メガバンクが“逃げ出し”、地銀という「リスクを飲まざるを得ない地域金融機関」が最終的に担わされたのだ。

 まるで“金融版ババ抜き”の末、琉球銀行や商工中金が“最後のババ”を引いた構図だ。

 

■「臆病になった」は責任回避の合図か?

 

 森岡氏は語る。

 

「昔は無謀な勝負ができたが、今は恐怖が大きい。失敗できないからだ」

 

 これは一見、誠実な内省のように聞こえるが、実態は完全なる“予防線”である。

  既に開業後の混乱(2時間待ち・英語非対応・インフラ未整備・暑さ地獄)により、口コミサイトでは酷評がいま現在も相次いでいる。

 その現実を目前にしての「私はもう臆病なんです」という発言は、まさに先に言い訳しておく経営者の典型パターンである。

次のページ「臆病な成功者」の正体は、“強者を騙し、弱者に押し付ける”マーケターだったのか!?

KEYWORDS:

 

✴︎著者緊急告知✴︎

筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。

趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。

yourmanifestojp@gmail.com

オススメ記事

林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。

著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。

この著者の記事一覧