[ジャングリア」失敗の近鉄GHD、株価半減の危機……それでも値上がりのチャンスあり!【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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[ジャングリア」失敗の近鉄GHD、株価半減の危機……それでも値上がりのチャンスあり!【林直人】

 

◾️ジャングリア撤退で株価の復活か!?

 

 近鉄GHDが直面する最大の問題は、ジャングリア沖縄プロジェクトの不確実性だ。しかし、株主として注目すべきは、これからの戦略的決断だ。

 もし近鉄GHDが、プロジェクトの失敗を認めて撤退する決断を下すなら、その株価は急騰する可能性が高い。

 ジャングリア沖縄がもし失敗したとしても、企業として撤退を決断し、迅速に損切りを行えば、今後の損失を最小化することができる。

 その際、近鉄GHDの経営陣が新たな方向性を示し、株主に対して透明性を持った説明を行うなら、株価はすぐに安定し、値上がりに転じる可能性が高い。投資家として、今の株価が低迷しているタイミングで株を購入し、株主総会で発言し、株主提案を行うことで、撤退後の株価の反発を享受できるだろう。

 

◾️幹部や森岡毅プロデューサーの入れ替えが起こったら株を買うべき時!?

 

 さらに注目すべきは、ジャングリアの幹部や森岡毅プロデューサーの入れ替えだ。このような経営陣の刷新は、近鉄GHDのイメージを大きく変える可能性がある。過去の判断が問題であったとしても、新たなリーダーシップが導入されれば、企業は劇的に変革を遂げることができる。

 

【テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」記者会見】フォトセッションに臨む(左から)ジャパンエンターテイメントの森崎菜穂美CMO、株式会社刀の森岡毅CEO、石破茂首相、ジャパンエンターテイメントの加藤健史CEO(2025年1月28日)

 

 実際、企業が問題のあるプロジェクトを撤退し、新しい人材で再スタートを切る場合、その企業の株価は急激に上昇することが多い。特に、近鉄GHDのように強力な鉄道事業や不動産事業という安定した基盤がある企業の場合、経営の立て直しは早いと予測される。

 もしジャングリア沖縄が立て直し不可能な状態になった場合でも、幹部や森岡毅プロデューサーの入れ替えが行われれば、新たな成長シナリオが描かれ、株価は瞬時に回復する可能性が高い。

 株主総会での発言や株主提案を通じて、あなたはこの変革を加速させる立場に立つことができる。あなたの行動が、企業を前進させ、株主価値を最大化するカギとなるのだ。

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✴︎著者告知✴︎

筆者である林直人はジャングリアの少数株主(推定5%程度)である近鉄GHD様の株を株主総会に必要な数だけ購入した上で、近鉄GHD様の株主総会でジャングリアの実態について質問する予定です。

趣旨に賛同される方、株主総会参加(100株30万円程度)・株主総会での株主提案の提出(30000株1億円程度)の近鉄GHD株取得を検討されている方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。近鉄GHD様への共同提案などの可能性を探りたいと考えております。

yourmanifestojp@gmail.com

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林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。

著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。

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