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どっぷり信長にひたる②!岐阜城のユルい楽しみ方

鈴木輝一郎 戦国武将の史跡を巡る 第18回

岐阜在中の歴史作家・鈴木輝一郎がゆるりとめぐる、戦国武将の史跡。

つい見落としてしまいがちな渋い史跡の数々を自らの足で訪ね、

一つ一つねぶるように味わい倒すルポルタージュ・ブログシリーズ開幕!

 

売るほどある!信長みやげでゆるりと楽しめ!

 

さて、岐阜金華山ロープウェイ売店の後篇です。

実はここにある土産物のほとんどが「織田信長もの」。

売店のひとに聞いてみたところ、売店のかたも「信長ものが何種類あるのかよくわからない」とのこと。

斎藤道三がいまでは「親子二代で美濃を盗った」って証明されちゃったことや、明智光秀がいまひとつ地味なこともあり、岐阜の観光資源は、すべて織田信長に結集されている様子。

ご当地発売のものだけでも百種類を切るこたぁないっす。

 

 

まずはそのうち定番ものを。

まあ、お約束で「岐阜信長せんべい」

同じ名称のものが楽天でも入手できますが、これは別物。

岐阜金華山ロープウェイ売店では一番人気だそうだ。

手頃な値段と定番な感じがいいのかも。

インターネットでは売ってません。地元特産。

 

 

さて、定番みやげとなればやはりTシャツですが、

もちろんあるよん。

これは「天下布武Tシャツ」。

よほど人気があるらしく、棚に1フェイスなんてことはなく、ひと棚を占領してます。

それにしても「天下布武 シャツ」で検索かけると通販ものでもどさっと出てくる。

ご当地としては微妙な気分。

 

 

「ビミョー」というのは失礼かな?

これは岐阜金華山ロープウェイ売店オリジナルなので、ここでしか入らない『岐阜城トランプ』。

裏は岐阜城天守閣のイラストです。

ジャックは斎藤道三、キングは織田信長。

となればクイーンは濃姫、といいたいところですが、濃姫の肖像はみつかっていないのでお市の方。

 

「どて煮」「どて焼き」は東海地方では、

「牛すじ、または豚ホルモンを赤味噌タレで煮込んだもの」

で、リーズナブルなおかずとして定着しています。

なにせ赤味噌でことこと煮てるので、そのまま飯にかければふつうの「まかない飯」になっちゃう。──と書くとネガティブなイメージがありますが、地元民にはとても馴染み深いもので、「絶対にハズレがない、確実に美味しい飯」なわけです。

いやまあ、地元民としては、冷蔵庫のあまりものでちゃちゃっと作るものをわざわざメニューにせずとも……ってか、なんで『信長』とつくのか、と。

ま、美味しいからいいか。

 

 

「ひこにゃん」以来、全国でゆるキャラづくりがさかんになってるわけですが、この「のぶさま」は可哀想かも。

岐阜金華山ロープウェイ売店はこんなに信長グッズにあふれているのに、「のぶさま」コーナーはこれだけ……

まあ、岐阜のゆるキャラは「やなな」が健闘してるし、そもそも信長に「ゆるさ」を求めるのが……

 

それにしても本当に岐阜城は織田信長一色。

みんな! 信長グッズは岐阜で買うのが正しいんだぜ!

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鈴木 輝一郎

すずき きいちろう

作家

1960年岐阜県生まれ。小説家。歴史小説『浅井長政正伝』『戦国の凰 お市の方』など著書多数。2008年には著作が50冊に達した。

日本推理作家協会・日本文藝家協会・日本冒険作家クラブ会員。


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