【銃を所持するために必要な長~い手順】

 皆さんこんにちは! 茨城県でヨガのインストラクターの傍ら、新米猟師をしているNozomiです! 前回はハンターを目指す皆さんなら1度は考える“猟銃”について、その種類や過去の事故例などについて綴らせて頂きましたね。今回は実際に銃を持つためのフローについて綴らせて頂きます。私の拙い文章を通して、少しでも“狩猟”に興味のある方、すでに“狩猟”に携わっている方、そして何より“いのち”と向き合っているすべての方のお役に立てれば幸いです。

 さて今回も、前回に引き続き猟銃の話です。まずは軽くおさらいをしましょう。狩猟を行う上で必ず必要になってくるものがありますね。そう『狩猟免許』です(第4回「猟師になるまでのフロー。実際の手続きは?」参照)。そして、狩猟免許は猟法によって以下の4つに区分されます。

①第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃、空気銃)
②第二種銃猟免許(空気銃)
③罠猟免許(わな)
④網猟免許(網)

 要はそれぞれの免許に対応した狩猟方法しかできないのですが、今回のテーマである猟銃に関しても、誤解されている部分があります。それは、銃猟をするために第一種銃猟免許の試験に合格したからと言って、銃猟免許の免状と銃の代金をもって銃砲店に行っても銃は買えない、という事です。

『狩猟免許』はあくまで狩猟を行うための免許であり、銃を持つこととは直接の関係が無いんです……! 逆に言うと、銃を持つための目的が狩猟ではなく“競技射撃”をする為ならば『狩猟免許』は必要ないという事ですね。狩猟で銃を使うためには『第一種銃猟免許』を取得し、さらに銃の『所持許可申請』を行い、公安委員会から銃を使うための許可を頂かなくてはなりません。ちなみに『狩猟免許』認定の管轄は都道府県知事が、『猟銃所持許可』の管轄は公安委員会なので、管轄している場所も違うんです。ややこしいですよね……(;´・ω・)

 

《猟銃を持つための一般的なフロー!(射撃教習)長い道のり》

以上を念頭に、次は猟銃の取得・所持のフローを見ていきましょう。なお申し込み手数料等は県や年度によって多少変わるようですので参考程度にお考え下さいませ。

 

【猟銃等講習会】に参加。申し込み手数料等6,800円。(申し込み:所轄警察署の生活安全課)

手数料6,800円と証明写真を所轄警察署の生活安全課に提出すると、受験票とテキスト『猟銃等取扱読本』が貰えます。後日、半日ほどの講習会を行った後に試験があります。試験は50問。概ね45問以上で合格だそうです。法令関係のテストなので、簡単ではありません。もちろんテストに落ちると次のステップには進めません。私が受けた時は「今回で3回目だよ~」って方がいましたよ……。公安のホームページに過去問がありましたので必ずやっておきましょう。私はビビりなので2週間くらい毎日1~2時間勉強しました(;・∀・)

 こちらの試験に合格すると〈猟銃等講習修了証明書(3年間有効)〉をもらう事ができますのでそれを握りしめて次のフローに進みましょう! GOGO!なお、空気銃の次のフローは⑤【銃の所持許可】申請になります。

 

【教習資格認定】の申請。申し込み手数料等8,900円。(申し込み:所轄警察署の生活安全課)

 学科試験が終わったら次は銃の実技試験の【射撃教習】になるわけですが、その前に。実技試験を行うという事は、実際に銃に触るわけですので、その為の資格を頂かなくてはなりません。それが【教習資格認定】と言います。証明写真、医師の診断書、同居親族書、住民票の写し、猟銃等講習修了証明書、手数料8,900円をもって生活安全課へ! 申し込むと審査が始まり、大体1か月程で結果がわかるようです。審査が通れば〈教習資格認定書(3か月有効)〉をゲットです。

 ちなみに医師の診断書ですが、明確に料金は決まっていません。場所によっては高額な料金がかかったり、そもそも診断書の発行を拒否なんてこともあるそうなので事前に確認しましょう。猟友会や役所の農林水産課、先輩猟師さんに紹介してもらうのがお勧めです。(相場は2,000円~5,000円ほど)

 さぁ! 教習射撃認定が下りたらようやく実技試験!? と思いきや、まだやることがあります。射撃教習で実際に装弾を使うわけですので、装弾を購入するための許可を頂かなくてはなりません……。これを【火薬類譲受許可】と言います。

次のページ 「銃を持つためのフローまとめ」は次へ