中央競馬の年明け最初の重賞といえば「金杯」。通常は毎週1レースのみの予想だが今回は特別に1月5日(日)に行われる京都金杯、中山金杯の2つの重賞を馬券師・征木由基人が斬る!

■コース相性、内目の偶数枠、軽斤量と追い風が吹くオールフォーラヴ!

 厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏(https://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=261)。当コラムでは週末の中央競馬の予想を聞いているが、征木氏は大晦日も元旦も地方競馬を買い漁る、まさに競馬漬けの日々。JRA初日だからと意気込むわけでもなく、平常心で今週も馬券を買い続ける征木氏に、東西の金杯的中に向けてヒントをもらった。
 


 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 今年の正月競馬は比較的平穏な結果に落ち着くことが多く、なかなか大きな貯えが作れていない征木由基人です。今年は東京オリンピックが開催されたり、アメリカでは大統領選挙が行われたりと、景気爆上げに繋がりそうなイベントが目白押しですが、我々の庶民目線で言うと……とても楽観視できるような状況にはならないと予想しています。

 競馬も実は時代が大きく変わる気配を漂わせています。来月から着工する京都競馬場のスタンドおよび路盤の改修工事(終了は2023年3月)。東京オリンピックでの札幌マラソンに対する処置としての夏の北海道変則開催。ディープインパクト、キングカメハメハ死亡による、種牡馬成績の大変動などなど、現在競馬評論家として活躍している人たちのロジックが一切、通用しない時代が目前までやってきているのです。

 今週、京都競馬場で行われる京都金杯から、すでに今までのセオリーに陰りが見え始めると私は予想します。先に書いたように京都競馬場が平常運転に戻るのが2023年。中央競馬は断続的に毎週末行われるので、長期的に物事を考える娯楽ではないのですが、皆さんにお伝えしたいのは、ここから5年はその考えを大きく変えたほうが良いということ。2023年の競馬はどうなっているか……を妄想して、それに近づくにはこのレースがどうなるのかを予想することが2020年に有効な馬券術だと考えています。

 では京都金杯から。ハンデ戦ということもあって、かなり人気は割れており、どこからでも馬券を買えるかなり波乱の匂いがするレースといえるでしょう。

 予想の軸となるのは、例年通り4歳馬になるのですが、“勢いのある若手”という印象はなく、人気を集めるであろうカテドラルの前走は13番人気で6着、同様にメイショウショウブも10番人気で3着。この2頭については『思ったより走るし、今回は相手も弱くなるのでうまくいけば勝つかも』くらいの弱気な位置づけ。正月のお年玉狙いにしてはパワーが不足しており、思い切って消す道さえもある。

 能力の割に評価されていないという点で狙いたいのはオールフォーラヴ。前々走の府中牝馬Sでは、エリザベス女王杯を勝ったラッキーライラックと僅差。前走は枠も良くなかったし、そもそもコース形態が合わなかった。京都コースは2勝と相性も良く、待ち望んでいた内目の偶数枠もゲット。斤量も軽くなり、追い風が吹きまくる。

 

 続いて中山金杯。こちらは注目馬だけ挙げたい。

 ここは人気になるであろうクレッシェンドラヴを4走前の福島民報杯で撃破しているレッドローゼスに注目。前走は直線だけの競馬だったが、乗り方を見ていると「次に繋がるレースをしよう」くらいの状態ではなかったのかと予想する。こちらもコース相性はよく、冬場を得意としている馬だけに軸で考えたい。
 


 征木氏の予想を踏まえた上での本誌編集部の2020年初予想は以下の通り。5〜6番人気となりそうなオールフォーラヴ、レッドローゼスを軸に指名。高配当を狙いながらも、直近3年で1番人気が3着以内を外したのは19年の中山金杯のみというデータから1番人気もオサエておきたい。

<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想  >

【京都金杯】
◎オールフォーラヴ
〇サウンドキアラ
▲カテドラル
△エントシャイデン
△モズダディー
△タイムトリップ
△ソーグリッタリング
3連単1頭マルチ
4⇒3、13、16、15、12、18
【中山金杯】
◎レッドローゼス
〇クレッシェンドラヴ
▲タニノフランケル
△ギベオン
△ザダル
△ウインイクシード
3連単(1頭マルチ)
5⇒3、12、9、17、8