十数年、年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うディズニーリゾートの達人・みっこ氏の最新作『ディズニーがもっと楽しくなる 魔法のトリビア』。知る人ぞ知るトリビアが100以上紹介されているが、それでも入りきらなかった未収録なネタをこちらで掲載。

■ゲストを運ぶ「不気味な黒いライド」の秘密。

 
 

 

 様々な遊園地などにある、単なる「お化け屋敷」ではなく、雰囲気、音楽、界、特殊効果など、様々な細かい部分にまでこだわりがあるのが、このホーンテッドマンション。

 例えばゲストが乗る乗り物「ドゥームバギー」。何気なく乗っているこのライド、ドゥームとは「悪い運命」や「死」といった意味を持っています。

 更にこのバギーは真っ黒で不気味なだけなく、「ゲストを後ろから覆い隠す様な形」になっています。これはあえて視野を前方だけに限定させるため。これによりゲストに見せたい方向を確実に向かせる効果や、自分の乗るライド以外のゲストが見えず、孤独感を持たせるためです。

 また、視界を前方のみに限定させ、更にアナウンスされる「ゴーストホスト」の声は館内放送ではなく、耳元に設置されたスピーカーから囁くようにつぶやくと言うのも、シンプルですが非常に凝った効果的な演出です。また、ライドは360度の方向に動き、「常に見えない後方」を存在させ、恐怖感を持たせる意味もあります。

 

■可愛らしいピノキオ。しかし原作は実は恐ろしい話だった?

 このピノキオについて、実は原作の物語(「ピノッキオの冒険」イタリア作家、カルロ・コッローディの児童文学作品)はもともと政治的風刺を含んだ作品で、原作とは登場キャラクターの性格や物語がかなり異なっています。

 例えばピノキオがこおろぎ(現在のジミニー・クリケット)を踏んで殺してしまったり、ピノキオ自身も作品の中で死んでしまう(批判があり、続編で生き返った)、後半でピノキオが食べられてしまうクジラも原作ではサメだったりと、現在のイメージとはかなりかけ離れ、ディズニーのピノキオはかなりアレンジされた作品です。

 そんなこの作品に登場する、ピノキオやファウルフェローとギデオンたちはランドだけでなく、ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにもキャラクターグリーティングで時々登場します。

 これはピノキオの作者、カルロ・コッローディが、イタリアのトスカーナの出身でここが物語の舞台となっている事も理由のひとつです。

 そのため、現在のホテルミラコスタが内装リニューアルされる前(2015年6月以前)は、部屋の内装や廊下の壁紙にはピノキオの物語をモチーフにした絵が多くあったのです。