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まだまだこだわりとトリビアが詰まっているディズニーの世界

知る人ぞ、知るディズニーのこだわりトリビア

十数年、年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うディズニーリゾートの達人・みっこ氏の最新作『ディズニーがもっと楽しくなる 魔法のトリビア』。知る人ぞ知るトリビアが100以上紹介されているが、それでも入りきらなかった未収録なネタをこちらで掲載。

■裏と表で柄が違う!停泊する貨物船に隠れた珍しい「旗」

 アメリカンウォーターフロントはその名のとおり、様々な船が行き交う港。パークを周遊する蒸気船、トランジットスチーマーラインの船内アナウンスでは「世界一忙しい港」と表現されるこの港には各地から来た様々な船が停泊しています。

 その中に停泊している「セント・エルモ号」。この船尾の旗竿には、国旗が掲げられています。この見慣れない国旗はパラグアイの国旗。

パラグアイの国旗の表面。
パラグアイの国旗の裏面。

 停泊している船に国旗がかかっているのはそれほど珍しくは無いですが、この国旗は実は意外に知られていない、珍しいものなのです。通常、国旗は表裏同じデザインですが、このパラグアイ国旗は「世界で唯一、表と裏のデザインが異なる」のです。

 ちなみに「星」がある方(SSコロンビア号側)が「表」で、ライオンの柄の方が裏です。一般的には中央のマークがない、赤青白の三色旗を使うことが多いのですが、この港では忠実にその旗が再現されています。

 なお、現在のパラグアイは、基本的に農牧林業の生産とその産品の輸出が主ですが、19世紀初頭までは食肉及び木材が主要産品でした。

 そのあたりの時代背景から察すると、この船がニューヨークに運んできた材木等がこの港の建物等に使われているのかもしれませんね。

 

■「ビーバーブラザーズのカヌー探検」出発場所の小屋はある会社の事務所

 クリッターカントリーで大きな存在感のある「グランマ・サラのキッチン」。そんなサラおばあちゃんのレストランを建設したのはビーバーブラザーズ。同エリアでいくつかの仕事こなしている彼ら。

 彼ら兄弟の名は「クローレンス」と「ブリュースター」。スプラッシュ・マウンテンは密造酒の蒸留器が爆発してできたものなのですが、その爆発には彼ら兄弟も影響を受けました。このスプラッシュ・マウンテンは、このビーバー兄弟が建設したばかりのダムが壊れたため、大洪水になってしまったと言う物語があります。

 ただ、ダムを破壊されたビーバーブラザーズは、それでもめげずに、破壊されたダムの廃材を使ってカヌーを作り、アトラクション、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」を始めたのです。

 さて、そんな彼らですが、事務所がどこにあるかご存知でしょうか?あまり知られていないその場所はクリッターカントリーの奥、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」のカヌー乗り場にある小屋。ここが彼らの事務所なのです。
事務所の前には木彫りの丸い看板があり、ここに「ビーバーブラザーズの建築事務所」と書かれています。小さくて気が付きにくいのですが、ぜひ探してみてくださいね。

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みっこ

年間パスポートで東京ディズニーリゾートに通うこと、十数年。細かな雑学等を紹介するブログを14年間書き続け、これまでに約4600のブログ記事を執筆。ディズニーホテルとオフィシャルホテルへの70回以上の宿泊経験も活かしながら、WEBライタ-としても活躍中。パークの細かな雑学やこだわりが大好物。性別年齢不詳の天邪鬼だが、実はフツーの社会人。WEBメディア「ウレぴあ総研」や個人メディア「TDRハック」にてライターとして記事を執筆するほか、女性誌やテレビ番組への取材協力などを行う。著書に『ディズニーに行く前に知っておくと得する66の知識』(文響社)、『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ)がある。

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